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個人年金にない公的年金のメリットって?

公的年金と個人年金は共に老後の生活を支えるものですが、基本は公的年金です。しかし、公的年金を払わず個人年金に加入している人も少なくないとか。もう一度公的年金のメリットを確かめようと思います。

和田 雅彦

執筆者:和田 雅彦

年金ガイド

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個人年金の役割って

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これからは自助努力年金が必須になる!?
現在、老後にかかる生活費について、25万円は必要で、ゆとりある生活を送るためには37万円程かかるといわれています。

それに対し、モデル世帯の公的年金額は月23万円程。多くの世帯では、公的年金だけでは生活費を賄えず、貯蓄を切り崩したりしてやりくりをしているわけです。

今でも多くの人が、「もう少し年金があればいいのに!」と思っているはずですし、年金の将来を考えると、この願いは今後より切実なものになってくるはずです。

この問題に備える手段の一つとして「個人年金」があるといえます。

個人年金のメリットとは?

個人年金のメリットは、なんと言っても「オーダーメイド」が可能ということでしょう。個人年金は生命保険会社や郵便局が販売しており、様々な種類の商品があります。

例えば受け取り期間について、一生涯受け取れる「終身型」でも、一定期間受け取れる「確定型」でも、どちらでも選択が可能です。

月々の積立額についても、自分が老後いくら受け取りたいのかによって、ある程度自由に設計が可能です。

公的年金はそうはいきません。国民年金は月々の保険料は一律になっていますし、厚生年金は給料によって決まっています。自分がいくら積み立てたいと言う要望には残念ながら答えることができませんし、支給期間も終身で決まっています。

公的年金は国が行う老後の生活の最低保障という意味合いがあるので、人それぞれ任意に年金額を決めるわけにもいかない事情があるので、これは仕方がないことだともいえます。

個人年金を加入するかどうかも自由、積み立て額も自由。これが最大のメリットと言えるでしょう。

次ページで「公的年金のよさって何?」これを検証します
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