年金/国民年金保険料の免除・猶予

国民年金のお得な増額方法とは?(2ページ目)

国民年金額をもう少し増やしたいとき、滞納期間を納付する以外に、60歳以降「任意加入」する方法と、過去の免除期間を「追納」する方法があります。どの方法がお得なのでしょうか? 保険料と受け取る年金の両方から検証してみたいと思います。

和田 雅彦

和田 雅彦

年金 ガイド

年金の専門家である社会保険労務士資格を取得し独立開業。個別相談他、年金問題についての執筆、講演も多数。

プロフィール詳細執筆記事一覧

滞納期間があれば、まずその期間分を納付する

追納や免除、任意加入は、年金を増額するだけでなく、25年の受給資格期間を満たすためにも利用できる

追納や免除、任意加入は、年金を増額するだけでなく、25年の受給資格期間を満たすためにも利用できる

誰しも年金は少しでも多いほうが良いですよね。実際、60歳になって自分の年金額を聞いて「どうしたら年金額を増やせますか?」と相談に来る方がたくさんいらっしゃいます。

厚生年金は加入期間が70歳までなので、60歳以降「働くこと」で年金額を増やすことが可能です。しかし、国民年金の加入期間は59歳までなので、「どうしたら良い?」という質問が出てくるわけです。

60歳以降、国民年金を増額(あくまで「満額」まで)する方法としては、まず、「直近の滞納期間があれば、その期間について保険料を納付する」ことです。

滞納期間について保険料を納付すれば、保険料納付済期間となり、年金額が増えます。ただ、この滞納期間を納付できるのは直前の2年間に限られますが、平成27年9月までは特例として「10年間」まで納めることができます。

免除期間の保険料を「追納」する手も

滞納期間を納付する以外に、保険料を免除してもらった期間があれば、「免除期間について保険料を納付する」ことでも年金の増額が可能です。これを「追納」といいます。

それでは、仮に直近2年間に「滞納期間」と「保険料免除期間」の両方ある場合、「納付」と「追納」のどちらを優先すべきでしょうか?

これは、「滞納期間の納付」を優先すべきです。なぜなら、「滞納期間の年金は「ゼロ」」ですが、「免除期間の年金が「納付の2分の1(又は3分の1)」」となっているからです。従って、滞納期間を納付すれば、年金は1か月分増えますが、免除期間については2分の1(又は3分の2)月分しか増えないからです。

※詳しくは国民年金、保険料免除と納付猶予の違いとはを参照して下さい。

任意加入制度の利用も検討を

さらに国は、「65歳まで特別に加入(保険料を延長して払い続ける)できる任意加入制度を用意しています。

ということで、国民年金の増額手段をまとめると
  • 滞納期間を納付
  • 免除期間を追納
  • 60歳以降も任意加入(あくまでも満額まで)
の3つとなります。

追納と任意加入、どっちがお得?>>>
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
本記事の内容は一般的な情報提供を目的としており、特定の金融商品や投資行動を推奨するものではありません。
投資や資産運用に関する最終的なご判断はご自身の責任において行ってください。
掲載情報の正確性・完全性については十分に配慮しておりますが、その内容を保証するものではなく、これに基づく損失・損害などについて当社は一切の責任負いません。
最新の情報や詳細については、必ず各金融機関やサービス提供者の公式情報をご確認ください。
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

カテゴリー一覧

All Aboutサービス・メディア

All About公式SNS
日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
公式SNS一覧
© All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます