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「ねんきん特別便」に「闇仕様」がある!?(2ページ目)

ねんきん特別便には、3月中に発送が終わった「ブルー」版と、4月以降発送されている「グリーン」版の2種類があることが知られていますが、どうもその他に2種類の「闇」仕様があるみたい?なのです。

和田 雅彦

執筆者:和田 雅彦

年金ガイド

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灰色と黄色の役割とは?

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社保庁によると灰色の封筒については約70万件ほど送付したとのこと
さて、この2つの封筒の正体についてですが、封筒の色を変えているということは、当然「青」と「緑」の封筒に封入しているものとは違う役割を果たしているものということぐらいはは何となくわかるのですが、さて、実際どんな役割があるのでしょうか?

疑問を解消すべく社会保険庁に問い合わせをしてみました。すると、「灰色と黄色の封筒は確かに存在しています。」との回答がありました。ただし、厳密に言うとこの2つの封筒は「ねんきん特別便」ではないとのことでした。

すると、これは一体何なの?ってことになりますよね。どうやら通常の名寄せ(突合作業)については3月までに終了しているのですが、更に別の方法でさらに解明を進めていたようです。

封筒の役割とは、

■灰色
旧台帳(いわゆる紙台帳)について解明を進めていった結果、統合漏れが判明したもの

■黄色
5,000万件の宙に浮いた記録について、住民基本台帳(いわゆる住基ネット)等を使い新たな方法で名寄せを行った結果、新たに判明したもの

こららの該当者に対し、特別便とは別に「お知らせ」として送付をしているというのが真相のようです。

3色届くこともあり得る

このお知らせは、該当者に対し灰色は5月末に送付、黄色は6月末から7月にかけて順次送付しているようです。黄色については、現在も解明が続いているようですので、更に送付が続くかもしれません。

灰色と黄色の封筒についても、年金記録についてのお知らせであることには違いないのですが、先ほども書いたとおり厳密には「ねんきん特別便」そのものとは違う性質のものです。

従って、通常のねんきん特別便が届いた方についても、別に「灰色」「黄色」のお知らせが届くこともあり得ることになります。

「灰色」と「黄色」はそれぞれ役割が違いますので、人によっては「青」又は「緑」のどちらかの「ねんきん特別便」に加えて、「灰色」、「黄色」と3色の封筒(お知らせ)が届く可能性があるわけです。

新たな解明は大変結構なことですが、いろんな色の封筒が届いた方は混乱しそうで心配です。更なる広報をお願いしたいと思います。

関連記事
「ねんきん特別便」っていったい何?

関連リンク
年金加入記録について 社会保険庁


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