灰色と黄色の役割とは?
社保庁によると灰色の封筒については約70万件ほど送付したとのこと |
疑問を解消すべく社会保険庁に問い合わせをしてみました。すると、「灰色と黄色の封筒は確かに存在しています。」との回答がありました。ただし、厳密に言うとこの2つの封筒は「ねんきん特別便」ではないとのことでした。
すると、これは一体何なの?ってことになりますよね。どうやら通常の名寄せ(突合作業)については3月までに終了しているのですが、更に別の方法でさらに解明を進めていたようです。
封筒の役割とは、
■灰色
旧台帳(いわゆる紙台帳)について解明を進めていった結果、統合漏れが判明したもの
■黄色
5,000万件の宙に浮いた記録について、住民基本台帳(いわゆる住基ネット)等を使い新たな方法で名寄せを行った結果、新たに判明したもの
こららの該当者に対し、特別便とは別に「お知らせ」として送付をしているというのが真相のようです。
3色届くこともあり得る
このお知らせは、該当者に対し灰色は5月末に送付、黄色は6月末から7月にかけて順次送付しているようです。黄色については、現在も解明が続いているようですので、更に送付が続くかもしれません。灰色と黄色の封筒についても、年金記録についてのお知らせであることには違いないのですが、先ほども書いたとおり厳密には「ねんきん特別便」そのものとは違う性質のものです。
従って、通常のねんきん特別便が届いた方についても、別に「灰色」「黄色」のお知らせが届くこともあり得ることになります。
「灰色」と「黄色」はそれぞれ役割が違いますので、人によっては「青」又は「緑」のどちらかの「ねんきん特別便」に加えて、「灰色」、「黄色」と3色の封筒(お知らせ)が届く可能性があるわけです。
新たな解明は大変結構なことですが、いろんな色の封筒が届いた方は混乱しそうで心配です。更なる広報をお願いしたいと思います。
関連記事
「ねんきん特別便」っていったい何?
関連リンク
年金加入記録について 社会保険庁