オレンジ色の封筒が届いたら要注意!
定期便に同封されている回答票には「白」と「ブルー」の2種類がある。ねんきん特別便への回答がなかった方や58歳になる人が「ブルー」その他の方については「白」の回答票となる |
■まずは封筒の大きさ
「特別便」は縦12センチ、横22.5センチの定型サイズだったのに対し「定期便は」説明用の冊子が入っていることもあり、A4判の大きな封筒で届けられます。
■記載内容
前ページでも触れたように、定期便の方が多くの情報が記載されています。
■内容封筒が届いた後の取り扱い
封筒が届いた場合、特別便と同じように記載されている記録に「もれ」や「誤り」など、訂正がある場合は、「年金加入記録回答票」に記入のうえ、返信用封筒にて返信することになります。
ただ、特別便については「加入記録」のみの回答でしたが、定期便は、加入記録と標準報酬月額(給料月額)についての確認もすることになります。
■封筒の色
また、特別便と同じく記録に誤りがある可能性が高い人については、送付する封筒の色を変えています。
ねんきん特別便では通常は「グリーン」、要注意が「ブルー」に対し、ねんきん定期便では通常は「ブルー」、要注意が「オレンジ」となっています。今回送付された封筒が「オレンジ色」だった場合は、年金記録に誤りがある可能性が高いことになります。
定期便で是非、確認しておきたいこと
特別便ではわからず、定期便で確認できることとして、年金見込額と報酬記録が挙げられます。「自分の年金は一体いくらぐらい受け取れるのか?」
なんと言っても、知りたいのはこれですよね。見込額が定期的に送られてくると言うのは大きな進歩だと思います。
ただ、この見込額も加入期間や標準報酬月額が正しく記録されて始めて利用価値が出るものです。
「消された」年金記録問題で話題になった標準報酬月額の記録の改竄や消去について、疑いがある場合にはその部分を「赤字」で記したものが同封されるようです。
この「赤字」の文面が同封されている場合(封筒はオレンジ色)はもちろん、そうでない場合も自分が受け取っていた給料と記録されている標準報酬月額に大きな相違がないかどうか可能な範囲で確認したいものです。
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