年金/国民年金の仕組み

誰がいつから払う?もらえる?国民年金(2ページ目)

公的年金の基礎部分を担っている国民年金制度について、基本に立ち返り、保険料は誰がいつから払うのか、そしていつから受け取れるのか?を考えてみたいと思います。

和田 雅彦

執筆者:和田 雅彦

年金ガイド

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国民年金25年以上の加入で65歳から終身受取り

それでは、国民年金から支給される老齢基礎年金は「誰が」「いつから」もらえるのか?について見てみましょう。

まず「誰が」については、「保険料を払うか、免除された期間が(原則)25年以上ある人」となります。この25年という期間を満たさなければ、年金は1円も貰えない「厳しい」システムになっています。ただ、生年月日等によって期間短縮措置が設けられています。

次に、「いつから」 については、「(原則)65歳から終身受取り」となります。受け取れる金額については、現在、(平成26年度)40年間全て保険料を払い込んだとすると、年額77万2800円になります(詳しくは国民年金受給額を簡単早見表でチェックにて)。

65歳よりも早く受け取りたい人は「繰上げ」制度、もっと遅くから受け取りたい人については「繰下げ」制度が設けられています。「繰上げ」制度については、最大5年間前倒しで受け取ることができますが、年金額は一生涯減額されてしまうことに注意が必要です。逆に「繰下げ」することで年金額は増額されます(詳しくは年金は何歳から受け取るのが得?繰上げ、繰下げにて)。

いつから貰うのが「お得」か?については、一概に言えません。受取期間が長くなればなるほど、前倒しは損となります。人間の寿命は誰にもわかりませんので、正に「神のみぞ知る」ということなのでしょう。

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