年金

導入予定の「ポイント制」を検証! ★40ポイントGETしたら…!!?★(3ページ目)

次期年金制度改革では、給付と負担の関係がわかりやすい年金制度構築に向けた新しい取組みの導入が予定されています。その一つ「ポイント制」とは、どのような制度なのかを検証します。

執筆者:All About 編集部

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ポイント制をイメージしよう(老齢厚生年金編)

老齢基礎年金は、40年保険料を納めて80万4200円(平成14年度価格)というように最高額が決まっているから、単価は計算し易いのですが、厚生年金の場合は、個々人の生涯の報酬の額によって、また加入期間によって異なるので、単価を算出するまでのところが複雑になります。
 

それぞれポイントと単価の定義は、次のようになります.

報酬比例年金ポイントとは…毎年のその人の賃金を、その年の被用者全体の平均賃金で割って点数化したもの
単価とは…40ポイント獲得した場合に標準的な年金額を受給できるように設定

年金額=報酬比例年金ポイント×単価(年金現在価値)

では、現行の厚生労働省のモデル年金を標準的な報酬比例年金として、単価を算出してみましょう。

前提:厚生年金へは40年間加入、再評価後の平均標準報酬月額359,660円

 359,660円×7.125/1000×480×=1,230,037円

この数字を使って単価を計算してみると、
1,230,037円÷40=30,751円
になります。

厚生年金の全被保険者の平均的な報酬をもらっている者が、1年保険料を納付すると1ポイントとなり、30,751円の年金額が増えることになります。
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