カード付帯保険で補償は足りる?!
海外旅行にクレジットカードは必需品。保険も付いていれば一石二鳥ですが、補償内容は把握していますか? |
でも、保険金を請求するケースで最も多い「治療費用保険金」が50万円~200万円程度のものが一般的です。日本の場合で考えると十分な金額のように感じますが、海外での医療費は日本よりも高額なケースが多いです。盲腸により入院した場合では、ハワイ232万円、ニューヨーク195万円、上海136万円もの医療費がかかります。集中治療室に入って1日50万円かかったという事例もあるので、補償が不足することが考えられます。
また、現地での日本語対応、病院紹介などのサービスがない場合もあるので、どんな補償やサービスがついているのか、よく確認しておくことが大切です。
損害保険会社では、不足する補償だけを選んで加入することができるタイプもあるので、そのような保険で補償を上乗せすることも検討しておきましょう。
持病・既往症も補償される?!
海外旅行保険は、旅行中に発病した病気が補償の対象で、旅行前から発病し医師の治療を受けたことのある病気については補償の対象とならないのが一般的です(妊娠に起因する病気や歯科疾病は除く)。若い人でも、ぜんそくやアトピーなどの持病がある人もいるでしょう。旅行前から風邪を引いて治療を受け、旅行先で悪化してしまうというケースも考えられるので、日本から薬を持参したり、旅先で無理をしないように注意するなど、自ら対策を考えておくことが大切です。
持病・既往症が対象外であることは認知度も低く、保険金請求の際にトラブルになることも多いそうです。そこで、2007年5月にAIU保険会社が日本で初めて持病・既往症に対応する内容に商品改定しました(海外旅行期間31日まで)。持病・既往症が心配な人は、このような保険を利用するのも1つの方法です。
【参考】・AIUの海外旅行保険商品改定のご案内
いかがでしたか? あなたは正しく認識していたでしょうか? 海外旅行のときには、これらの落とし穴にはまらないように、補償をしっかり準備していってくださいね!
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