投資信託/投資信託関連情報

「投資信託は買ってはいけない!」は本当か(3ページ目)

コストが高すぎて儲からない等、近頃目に付く投資信託批判の意見。投信は資産運用に不向きなのでしょうか。日本と海外の手数料比較もあわせ、投資信託の本当の強みとは何かを解説します。

やがら 純子

執筆者:やがら 純子

マネープラン入門ガイド

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日本の投資信託は、手数料が高すぎる?

投資信託は、個人の投資活動が活発な諸外国でも人気。投資信託の手数料は、諸外国と比べて高すぎるということはなさそうです。
投資信託を否定する意見には、手数料などのコストがかかりすぎるという指摘が多く、中には、投資に不慣れな日本人から手数料をむしりとる商品だなどという人までいます。

下の表は、購入時に購入価格の何%という形でかかる「販売手数料」と、運用期間中に運用資産額の何%という形でかかる「信託報酬」について、主要先進7カ国を比較したものです。それぞれの国の制度や人口の差、地理的条件などがあり、単純に比較できない面もありますが、少なくとも、日本は特別コストが高いわけではなく、むしろ安いくらいのようです。(このほか、商品によっては、解約するときにもコストがかかる)

<主要先進国(G7)の公募投信の販売手数料と信託報酬>
主要先進国(G7)の公募投信の販売手数料と信託報酬
投資信託に関する情報や分析ツールなどを提供しているリッパー社が発表している「リッパー・リポート」のデータをもとに作成。2006年8月現在のデータ。公募投信が対象(MMF・機関投資家向けファンド・純資産欠落ファンド・当該国の外貨ファンドを除く)。


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