大学の教育費 昔と今と未来
この子が大学に入学する頃の教育費は今の1.5倍!? |
※金融広報中央委員会「暮らしと金融なんでもデータ」(平成19年)より
●国立大学 1990年 339,600円 ⇒ 2006年 535,800円
約58%の値上がり! 年間当たりの値上率約2.9%
●私立大学 1990年 615,400円 ⇒ 2006年 836,200円
約36%の値上がり! 年間当たりの値上率約2.0%
授業料だけ見てもしっかり上がっていますね。現在(2006年の金額)の大学卒業までにかかる費用総額の平均額は次のとおりです。(生活費は除く)
●国立大学
入学金282,000円+年間授業料535,800円×4年間=2,425,200円
●私立大学
入学金277,200円+(年間授業料836,200+施設設備費194,700円)×4年間=4,400,800円
現在の上記の大学教育費用が、1990年から2006年までと同じ値上率で推移すると、下記の教育費を準備しておかなければなりません。
●国立大学 2006年の4年間の総額2,425,200円×1.58倍=3,831,816円
●私立大学 2006年の4年間の総額4,400,800円×1.36倍=5,985,088円
小さい子どもがいて、大学の教育資金を準備したいという場合は、この金額を最低限の目安に備えていく必要がありそうです。
子どもの教育費は、なぜ上がるのか?この答えは少子化です。学校側も経営しなければなりませんから、少子化で生徒の数が減っていけば、一人当たりの教育費を上げていかなければなりません。
少子化は1990年代より、ずっとスピードを上げています。このまま進めば、未来の教育費はさらに上がる可能性も大いにあります。
これからの教育費の積立などの準備については、少なくとも1年間当たりの教育費の値上率となる、2~3%以上の利回りを確保したいところです。
そんな教育資金事情ですが、学資保険の代表的なものをチェックしてみましょう。