家計の総決算でわかること
「今年、こんなに使っていたんだ!」実際に計算してみると、こんな感想を漏らす方が多いです |
ここまで、1年間の貯蓄額と可処分所得を計算してきました。最後は、1年間の2人の家計の支出額を計算してみましょう。計算式は、以下のとおりです。
1年間の支出額 = 可処分所得 ? 貯蓄額 |
具体的なイメージを持ちやすくするために、1年間の支出額を12で割って、1ヶ月当たりの支出額を計算してみましょう。計算結果をご覧になって感想はいかがですか? きっと多くの方は、「こんなに使っているんだ!」と思われるでしょう。でも、この計算結果は、実際に2人が1年間に使った金額なのです。
■何に使ったか、書き出してみる!
2人の1年間の支出額が計算できたところで、実際に何にいくら使ったかを書き出してみましょう。
まず最初は、「大きな出費」を書き出していきます。夏休みに行った海外旅行、薄型液晶TVの購入などです。この作業で1年間の2人の思い出を振り返ることもできます。
次に、毎月の生活費がいくらか考えてみましょう。1年間の支出額から「大きな出費」を差し引き、12で割ったものが毎月の生活費になります。更に、毎月の生活費から、住宅費(住宅ローンや家賃)、水道光熱費の平均(目安で結構です)など、決まって出て行く金額を差し引いてみましょう。そうやって求められた金額は、食費や被服費、そして、あまり意識しないで使っているお金になります。
こうやって計算してみると、なんとなく自分たちの家計の姿が見えてくるのではないかと思います。
来年こそは、家計管理をしっかりと!
最後に、自分たちの1年間の家計を振り返ってみて、どの部分が無駄だったのか考えてみましょう。……でも、ちょっとこれは難しいかもしれません。具体的に何にいくら使ったかを把握していないと、何が無駄だったのかは、イメージが沸きくいでしょう。そこで、オススメなのは、家計簿をつけることです。といっても、毎日、家計簿をつける訳ではありません。例えば、1万円以上の出費を記録しておき、先ほどの「大きな出費」の内容をより詳細に把握してみることも家計簿をつけることになります。出費の記録は、携帯電話のメモ機能を利用して、使ったその場で記録するという方法がオススメです。
平成19年から定率減税の廃止や社会保険料のアップなど、給料は変わらなくても、可処分所得(手取り額)は減ります。手取り額が減っても、本当に必要な出費や優先したい海外旅行などのイベントを実現するために、家計を把握し、無駄な出費を抑えることは重要です。
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