ふたりで学ぶマネー術/ふたりで学ぶマネー術

07年注目の「3つの資産」で2人の幸せ実現!(3ページ目)

みんなの1票「2007年に2人で一番やりたいこと、始めたいことは?」の結果発表とともに、今回は、豊かな人生を送るための「3つの資産づくり」についてご紹介します!

平野 泰嗣

執筆者:平野 泰嗣

ふたりで学ぶマネー術ガイド

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「お金」と「時間」のポートフォリオ

やりくり
限られた大切な「時間」にも「やりくり」が必要です!
■3つの資産づくりに必要なのは、「お金」と「時間」
先ほど、「3つの資産」をバランス良く増やしていくことが大切だと書きました。「3つの資産」を増やすために共通していることは、どれも「お金」と「時間」をかけなければならないことです。けれども、「お金」も「時間」も限りあるもの……どう配分したらいいのか、悩む方も多いのではないでしょうか?

■「可処分資金」と「可処分時間」
そこでまず、自由に使えるお金(可処分所得)と自由に使える時間(可処分時間)を把握することが必要です。(下の図で説明します。)

●自由に使えるお金(可処分資金)
自由に使えるお金は、勤め人であれば、毎月の給料から税金や社会保険料などを差し引きます。更にそこから、食費・光熱費・住居費などの基本生活費を差し引いたものが可処分資金です。(可処分所得と違いますので注意してください。)

●自由に使える時間(可処分時間)
自由に使える時間は、例えば勤め人であれば、平日は24時間から就業時間や通勤時間などを差し引きます。更にそこから、睡眠や食事、入浴などの基本生活時間を差し引いたものが可処分時間です。

仮に平日2時間、土曜・休日を10時間とした場合の1ヶ月の可処分時間は、約140時間になります。(平日2時間×20日+土曜・休日10時間×10日=140時間)

■可処分資金と可処分時間を「3つの資産」に配分してみよう!
自由に使える「お金」と「時間」を把握した後に行う作業は、3つの資産のうち、どの資産を増やすために配分するかを決めることです。厳密に決めるというよりも、2割、3割といったように、「エイヤ!」と大雑把に配分します。

「3つの資産」にバランス良く配分しなければいけない、という訳ではなく、「今年は社会的資産のうち、キャリア資産を集中的に増やす!」といったように、毎年、配分を変えて、5年ごと、10年ごとでバランスを整えることがポイントです。

資産運用の話をする際に、資金を株や債券などに配分して運用することを「ポートフォリオ」を組むと言います。「3つの資産づくり」では、「お金」と「時間」のポートフォリオが重要です。
可処分所得と可処分時間
※可処分所得と可処分時間

■可処分資金と可処分時間を増やす
限られた自由に使える「お金」と「時間」、できるだけ増やし、有効に活用したいですね。ここでは、可処分資金と可処分時間の増やし方をちょっと紹介します。

●可処分資金を増やすには……
・お金の公式
(収入?支出)×運用利回り=自由に使えるお金

自由に使えるお金を多くする方法は3つ考えられます。「収入を増やす」「支出を減らす」「運用利回りを上げる」です。以前、「お金の公式」を紹介したことがありますので、詳しくはそちらをご参照下さい。

●可処分時間を増やすには……
「時間」は「お金」のように、簡単に増やすことはできません。そこで、無駄な支出(時間の浪費)をなくすことが重要です。一日の生活を振り返ってみてください。なんとなくムダに過ごしている時間ってありませんか? 「見る予定でなかったTVを長時間見てしまった」など、時間の使い方を見直してみることもオススメします。生活習慣の無駄を省き、規則正しい生活をすることが大切です。

そしてもう一つは、健康寿命を延ばすことです。健康には身体の健康と心の健康がある、と先にも書きましたが、スポーツや運動などで身体の健康を維持すると同時に、レジャーや癒しなどで心の健康を保つことが重要です。


年代別に、お金と時間のポートフォリオを考えてみましょう!

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