定年・退職のお金/定年・退職のお金関連情報

2人で8千万!?介護付有料老人ホームの生活(3ページ目)

30~40代のDINKS夫婦のお客様から、「老後に安心できる施設でのんびりすごしたい。いくらかかるの?」と聞かれます。今から準備すれば怖くない! 老後にかかる費用第2弾です!

平野 泰嗣

執筆者:平野 泰嗣

ふたりで学ぶマネー術ガイド

  • Comment Page Icon

老後に入居できる施設って、どんな種類があるの?

介護
介護が必要になった時に受けられるサービスや費用をチェックしましょう!
高齢者が入居できる施設といっても、実にさまざまな種類のものがあります。まず、どのような種類があるかを見てみましょう。

■介護状態になった時に入居できる施設
●特別養護老人ホーム:原則65歳以上で、要介護度1以上(身体上または精神上の障害で常時介護が必要だけど、在宅での介護が困難)の人が入所できる。24時間介護を受けられ、介護保険1割負担が適用される。かかる費用は、食費・居住費などで4万~14万円。現在は、入居待ちが多く、なかなか入居できない。

●老人保健施設:原則65歳以上で、要介護度1以上(入院治療の必要はないけれど、看護・介護リハビリ等の施設療養が必要な)人が入所できる。介護保険1割負担が適用され、かかる費用は、食費・居住費などで7万~13万円。

●グループホーム:主に65歳以上の人で、身の周りのことや共同生活はできるけれど、認知症の症状があって、家庭での介護が困難な人が利用できる。同じ家に、5~9人で生活上の援助や介護を受けながら生活する。介護保険1割負担が適用される。かかる費用は、家賃や食費などで、10万~15万円。

●ケアハウス(軽費老人ホーム):身の回りのことはできるけれど、高齢で自炊ができないなど、自宅での生活に不安がある人が入所できる。夫婦で暮らせる部屋もあり、介護保険1割負担が適用される。食事・入浴準備・健康管理などのサービスを受けられ、かかる費用は7~15万円。(介護付の場合は、18万円前後)

■介護状態でなくても入居できる施設
●介護付有料老人ホーム:介護等のサービスがついている高齢者居住施設。介護が必要になった場合、その有料老人ホームが提供する介護サービスを利用しながらホームで生活を継続することが可能。(介護サービスは有料老人ホームの職員が提供する場合と、外部の委託業者が提供する場合がある)

●住宅型有料老人ホーム:生活支援等のサービスがついている高齢者居住施設。介護が必要になった場合、そのホームに住みながら、地域の訪問介護等の介護サービスを受けることが可能。

●健康型有料老人ホーム:食事提供等のサービスがついている高齢者居住施設。介護が必要な状態になったら、退去しなくてはならない。

健康なうちに入居できて、いざ介護が必要となった時にそのまま住みながら介護サービスを受けられる「介護付有料老人ホーム」に入居したら、いったいどれくらいの費用がかかるのでしょうか?

安心して老後を送る有料老人ホーム、入居費用は8千万!?

  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます