老後に入居できる施設って、どんな種類があるの?
介護が必要になった時に受けられるサービスや費用をチェックしましょう! |
■介護状態になった時に入居できる施設
●特別養護老人ホーム:原則65歳以上で、要介護度1以上(身体上または精神上の障害で常時介護が必要だけど、在宅での介護が困難)の人が入所できる。24時間介護を受けられ、介護保険1割負担が適用される。かかる費用は、食費・居住費などで4万~14万円。現在は、入居待ちが多く、なかなか入居できない。
●老人保健施設:原則65歳以上で、要介護度1以上(入院治療の必要はないけれど、看護・介護リハビリ等の施設療養が必要な)人が入所できる。介護保険1割負担が適用され、かかる費用は、食費・居住費などで7万~13万円。
●グループホーム:主に65歳以上の人で、身の周りのことや共同生活はできるけれど、認知症の症状があって、家庭での介護が困難な人が利用できる。同じ家に、5~9人で生活上の援助や介護を受けながら生活する。介護保険1割負担が適用される。かかる費用は、家賃や食費などで、10万~15万円。
●ケアハウス(軽費老人ホーム):身の回りのことはできるけれど、高齢で自炊ができないなど、自宅での生活に不安がある人が入所できる。夫婦で暮らせる部屋もあり、介護保険1割負担が適用される。食事・入浴準備・健康管理などのサービスを受けられ、かかる費用は7~15万円。(介護付の場合は、18万円前後)
■介護状態でなくても入居できる施設
●介護付有料老人ホーム:介護等のサービスがついている高齢者居住施設。介護が必要になった場合、その有料老人ホームが提供する介護サービスを利用しながらホームで生活を継続することが可能。(介護サービスは有料老人ホームの職員が提供する場合と、外部の委託業者が提供する場合がある)
●住宅型有料老人ホーム:生活支援等のサービスがついている高齢者居住施設。介護が必要になった場合、そのホームに住みながら、地域の訪問介護等の介護サービスを受けることが可能。
●健康型有料老人ホーム:食事提供等のサービスがついている高齢者居住施設。介護が必要な状態になったら、退去しなくてはならない。
健康なうちに入居できて、いざ介護が必要となった時にそのまま住みながら介護サービスを受けられる「介護付有料老人ホーム」に入居したら、いったいどれくらいの費用がかかるのでしょうか?