デート代の負担は、将来の2人の生活費の分担の縮図!?
「デート代は、ボクが払うよ!」甲斐性のある男は、亭主関白予備軍? |
デートをする頻度も、初めのうちは少なくても、親密度が高まるにつれて次第に多くなってきます。最初は、男性がデート代を支払っていた場合でも、「毎回のデート代の出費、厳しいなぁ……」と感じるようになります。女性の方も「なんだか、毎回悪いわ……」と思うようになります。そこで、多くの場合は女性の方から「今回は、私が払うわ」とか、「半分、私が払うわ」といった感じで、デート代を負担し合うという関係が自然と始まるのかもしれません。
そんな時、男性の方が「デート代は、男が払うものだから、君は気にしなくていいよ」と言ったとします。「なんて甲斐性のあるステキな男性!」と感じる女性にとってはその男性は相性の良い相手と言えるかもしれません。けれども、「私も収入があるし、デートは2人で楽しむものだから、2人で負担する方が良いかも……」と考える女性にとっては、その男性の言葉は重荷に感じることでしょう。
「デート代は全部自分が持つ」という考えの男性の場合、将来家庭を築いた時に、「男性は外で働き、女性は家を守る」的な考えを相手に押しつける可能性があるかもしれません。「自分は外で働き続けてキャリアを積みたい」という考えを持つ女性にとっては、あまり相性の良い相手とは言えないでしょう。
■デート代の負担と生活費の分担は似ている!?
デート代を2人で負担するという場合、「2人とも収入があるから、割り勘」というのも選択肢の一つではあります。けれども、相手の収入や一人暮らしをしているなど、生活状況を考えて、お互いに納得の行く配分を決められると良いですね。
2人が結婚して生活費をお互いに分担する場合でも、相手の収入状況や生活スタイルによってかかるお金(交際費や趣味、衣類・化粧品代など)に配慮して、お互いに納得した上で決める必要があります。デート代の負担方法と将来2人で家庭を築いたときの生活費の分担方法とは、「なんだか似ているなぁ……」と思いませんか?
デートは、結婚前の2人が時間を共有し、そこで楽しみ、愛を育むものです(ちょっと堅苦しい表現かもしれません)。それは、将来の2人の結婚生活を疑似体験しているとも言えます。2人の大切な時間を過ごすのにかかる費用をお互いにどう負担するのか。それを決める過程を通して、自分と相手とのマネー相性が見えてくるでしょう。デート代の支払いの時に、お互いにストレスを感じない関係を維持できるならば、相性の良い相手といえるかもしれません。