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妻が働いても夫の家事・育児は増えない!?(3ページ目)

働きたいけれど、家事・育児の負担がネックになっている妻……。仕事が忙しくてなかなか手伝うことが出来ない夫……。いったい、どうすればいい? 共働き夫婦の家事・育児について考えてみました!

平野 泰嗣

執筆者:平野 泰嗣

ふたりで学ぶマネー術ガイド

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子どもが生まれると、夫はマイホームパパになる?

では、妻が出産した場合は、夫婦の家事・育児時間はどうなるのでしょうか?

<妻の出産前後の夫婦の家事・育児時間の変化
(妻が20歳代後半のカップル、各年時点)>
出産前後時間変化

<妻の出産後の夫婦の家事・育児時間の合計
(妻が20歳代後半のカップル、各年時点)>
出産前後時間変化
※「消費生活に関するパネル調査」よりガイドが表作成

前出の「消費生活に関するパネル調査」によると、妻が再就職した時とは違って、出産した場合は、夫の家事・育児時間も大分増えていることがわかります。10年前(1996年)の調査と比べても、夫の家事・育児時間は、増加傾向にあります。とはいえ、夫婦の家事・育児時間を比べると、妻(休日):714分に対して、夫(休日):302分……。まだまだ、休日でも妻の半分以下なんですね。

■妻の働き方によって、夫の育児は変わる?
夫が出来る育児というと、「遊び相手」や「お風呂に入れる」「食事をさせる」といったことが挙げられますが、妻の働き方によって、夫の育児参加に違いはあるのでしょうか?
<妻の就業形態別 夫の育児遂行割合>
夫の育児割合
※「第3回全国家庭動向調査(平成15年)」よりガイドがグラフ作成
表中の数値は、各項目に対して「週に1~2回程度以上」
と回答したケースの割合(妻が49歳以下を対象)

家事の場合と比べて、全体的に夫が育児に参加する割合が高く、「寝かしつける」や「おむつを替える」といった育児にも協力しています。けれども、妻の働き方による差はあまりなく、「妻が働いたら、夫の育児が増える」とは言えないようです。年齢層で考えた場合、妻が再就職をしたいと思う年齢の頃は、夫も働きざかりで家にいる時間が少なかったり、疲れて家事・育児をする余裕がなかったりすることも考えられます。

もっと働きたいと思っているけれど、家事・育児の負担がネックになっている妻……。手伝いたいとは思っているけれども、仕事が忙しくてなかなか手伝うことが出来ない夫……。いったい、どうすればいいのでしょうか?

夫婦円満で家計力UP!

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