やりくり
家事に協力的な夫が増えているというけれど……
共働き夫婦の永遠のテーマといっても、過言ではない「家事(育児)の分担」。限られた時間の中で、仕事と家事(育児)を両立させることって、大変ですね。最近は、料理や掃除が得意なダンナさんも増えているそうですが、皆さんのご家庭はいかがですか? 今回は、共働き夫婦の家事について、考えてみましょう。

【記事のインデックス】
妻が再就職しても、夫の家事・育児は増えない?……1P目
妻の働き方で、夫の家事は変わる?……2P目
子どもが生まれると、夫はマイホームパパになる?……3P目
夫婦円満で家計力UP!……4P目

妻が再就職しても、夫の家事・育児は増えない?

妻が再就職をすると、忙しくて家事をする時間が少なくなる分、夫も家事に協力するようになるのでは? と思いましたが、実際はどうなのでしょうか? 家計経済研究所が、2007年10月に発表した「消費生活に関するパネル調査(第14年度調査分)」によると、「仕事から離れていた妻が再就職しても、夫の家事・育児に関わる時間は増えない」ということがわかりました。

<妻の再就職前後の夫婦の家事・育児時間と仕事時間の変化>
夫婦の家事時間変化
※「消費生活に関するパネル調査」よりガイドが表作成

妻の再就職後の仕事時間(平日)は、294分(約5時間)増えていますが、家事・育児の時間は、179分(約3時間)の減少にとどまっています。その差の約2時間は、趣味や交際時間・睡眠時間などを削って時間をやりくりしていると考えられます。一方、夫はというと、仕事時間も家事・育児の時間も、妻の再就職前後で、ほとんど変わっていません。確かに、妻が再就職したからといって、夫自身の勤務時間が減るわけではないので、平日は致し方ない面もあると思いますが、休日も平均で1分増えただけ、というのは驚きました。

私たちファイナンシャルプランナーは、よく「妻も働けば、家計が大分楽になります」といった話をするのですが、「仕事は増えても、家事・育児の負担は減らない」というのでは、妻も働く気力がダウンしてしまいます。そこで、夫の家事・育児分担について、さらに調べてみました。

■夫はどんな家事をしているの?
それでは、実際に夫はどのような家事をしているのでしょうか? 株式会社キャリア・マムのWEB調査「夫の家事分担に関するアンケート」によると、夫がしている家事の上位は、「ゴミ出し」:63.4%、「お風呂洗い」:57.0%、「食器洗い」:51.1%であることが分かりました。
<夫がしている家事>
夫がしている家事
株式会社キャリア・マムWEB調査
夫の家事分担に関するアンケート」よりガイドがグラフ作成
「夫が家事をする」と回答した人(n=309人)に「夫が担当する家事」について質問

その他にも、「掃除機をかける」:38.2%、「食材の買い物」:37.2%、「休日の料理」:36.2、「洗濯物を干す/取り込むなど」:35.6%と、一昔前と比べたら、大分夫が家事に協力している印象を持ちました。夫が全く家事をしない、というわけではないのですね……(ホッ)

このように家事・育児に協力的な夫が増えていますので、妻が再就職する前後の「家事をする時間の差」だけで判断するわけにはいかないと思います。けれども、夫がしている家事の上位である項目は、あまり時間のかからないものが多いのも事実……。まだまだ夫婦の家事分担は、妻の方に比重が高いようです。

妻の働き方によって、夫の家事は変わる?