貯蓄/貯蓄できない人のための貯め方

夫婦ケンカが起きないお金の貯め方(5ページ目)

「今年こそ貯蓄を増やそう!」と新年に誓ったご夫婦も多いと思います。途中で挫折してしまったり、ケンカになってしまったりすることがないように、夫婦のタイプ別貯蓄法をご紹介します!

平野 泰嗣

執筆者:平野 泰嗣

ふたりで学ぶマネー術ガイド

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番外編:ムカデ競争カップルの向かう先は?

外食
将来のことは気になるけれど、まあ、なんとかなるよね!
さて、ここまで3つのタイプ別に書いてきましたが、実はもう1つのタイプがあります……。それは、夫婦2人とも消費体質のカップル。名付けて「ムカデ競争カップル」としましょう。

「2人のパワーが同じ方向を向いている」という点では、前出の「2人3脚カップル」ととても似ているのですが、ベクトルの向きが正反対なのです。今は、2人がお金のことで衝突することはないかもしれませんが、「あるとなんとなく使ってしまう」生活を続けていると将来苦労をする可能性が高くなります。

<ムカデ競争カップルの向かう先は……>
同方向のベクトル2
※ガイド平野が作成


この記事を読んで下さっている方の中には、おそらくいらっしゃらないと思いますが、もしも、心当たりがある……という方は、出来るだけ早く方向転換をしてください。

共働き夫婦に共通する弱み、強みとは?

相談
漠然と思っているだけじゃいつまでも実行できないから、とりあえず小さなことでも、紙に書いてみよう!
■「ある」と思うから貯められない!
共働き夫婦に共通する傾向として、「2人分の収入があるために、今は不自由なく生活できて、自分の好きなことにもお金を使いやすい」という点が挙げられます。それゆえ、意外と専業主婦の家庭よりも貯蓄が少なかったりする傾向があります。

せっかく、2人分の収入があるのですから、先に貯蓄用として、給与引き落としや銀行口座からの引き落としを利用してみてはいかがでしょうか。定期預金の通帳に残高があると分かると、引き出してしまう……という人は、ネット銀行の口座や、積み立て式の投資信託を利用するのもいいでしょう。手元に通帳がなくて「普段あまり残高があることを意識しないでいられる」と思います。
※投資信託は、5年~10年以上など長期運用分に利用することをオススメします。

■2人だからこそ出来る! チェックできる体制作り!
2人で共通の口座や財布を作って、共同で貯めていくと、お互いがチェックし合えるという利点があります。この場合、「毎月1万円ずつ出し合う」など、2人の分担金額を決めて、記録することが大切です。そして、「お小遣いが余ったら入金する」ではなく、「まず先に入金する」ことがポイントです。ガイドの知り合いで、「月の初めに残高を見て、相手が入金し忘れていたら、チェックする」というご夫婦もいました。

「今年こそ、貯蓄を増やしたい!」という方は、ぜひ試してみてください。始めのうちは、「つなひきカップル」や「押しまんじゅうカップル」だったとしても、少しずつ2人で話し合って、2人の目標(夢)に近づけたらいいですね!


【関連記事リンク】
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・家計も資産の棚卸しをしてみよう!
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・貯まる! 貯蓄術(前編)~共働き夫婦の場合
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