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共働き夫婦が1年で100万円貯める方法

「とりあえず100万円貯める!」そんな見出しを雑誌のタイトルでよく見かけます。では、実際にどうやって貯めたらいいでしょうか?新婚1年の共働き夫婦を例にご紹介します!

平野 泰嗣

執筆者:平野 泰嗣

ふたりで学ぶマネー術ガイド

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2人で外食
結婚して1年、あっという間だったね! 新居も落ち着いたし、今年は貯金も増やしたいね!
「とりあえず100万円貯める!」そんな見出しをマネー雑誌に限らず、様々な雑誌のタイトルでよく見かけます。今回は、結婚後1年の共働き夫婦からの「貯めたいと思っているけど、何から始めたらいいのか分からない」というご相談を例に、「1年で100万円を貯める方法」についてご紹介します!

【記事のインデックス】
新婚1年を振り返って……1P目
100万円目指して、いざスタート!……2P目
ボーナスを全額貯金したら、どうなる?……3P目
妻の収入を全て貯金したらどうなる!?……4P目
2人で100万を目指す節約術……4P目

新婚1年を振り返って

去年の春に結婚式を挙げてから、早いもので1年が経ったツヨシさん(28歳)とノリコさん(29歳)。新居として借りたマンションの部屋も、2人の気に入った家具やカーテン、小物がそろい、すっかり2人の城に……。結婚式のビデオやアルバムを眺めながら、結婚記念日はどう過ごそうかと甘いムードです。

ふとツヨシさんが、統一感のあるきれいな部屋を見渡しながらつぶやきました。「キミも、忙しい中よくいろいろ揃えたね~。まるで雑誌に載っている部屋みたいだよ」「ウン、今はネット通販でもいろいろ買えるし、会社帰りにちょっと寄り道して雑貨を見たりしていたからね。でも、お金も大分使っちゃった……」とノリコさん。ツヨシさんも「確かに貯金が減っているな~と思っていたんだ」と、気になっていた様子です。

新婚さんに共通して言えるのは、結婚当初は、家具や家電、日用品を揃えるために、思いがけず出費がかさむということです。また、1年間を通して生活してみないと、光熱費や食費などの生活費がどれくらいかかっているのかも、把握できないといった点もあるでしょう。ガイド平野のところにも、「このままじゃ不安だから、家計を見直したい」といって、ご相談にいらっしゃるご夫婦がとても多いです。

ツヨシさんカップルも、「これから先、子どもが生まれたり、家を買ったりすることが考えられるから、今年は貯金をしよう!」ということに。まずは、100万円を貯める! ということで満場一致(?)しました。

■ツヨシさん・ノリコさんの家計をちょっと拝見してみましょう
ツヨシさん(28歳会社員)
:年収450万円(給与325,000円、ボーナス年間60万円)

ノリコさん(29歳派遣社員)
:年収300万円(給与250,000円、ボーナスなし)

<ツヨシさん・ノリコさんの去年の家計簿>
去年の家計簿
※単位(万円/年)
現在の預貯金:50万円

去年は新婚1年目ということで、日用品や家具・家電などを買い足す機会が多かったというツヨシさん夫婦。何に使ったか覚えていない、いわゆる使途不明金が100万円を超えているというのも、若い共働き夫婦にはよくあることです。お付き合いや新生活準備で、全体的に消費傾向が高かったのは、やむをえないと思いますが、このままの生活を続けていたら、大変です。今のうちに、軌道修正をして貯めグゼをつけてしまいましょう!

ツヨシさん・ノリコさん、100万円目指してスタート!
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