3 カウンセリング
新宿のオフィスビル9階にある協会を訪ねると、電話で相談にのる消費生活アドバイザーの机が並べられ、電話は途切れることなくかかってきていました。毎日6人の消費生活アドバイザー、2人の弁護士が、悩める人々の相談にお答えしています。カウンセリングの際は個室を利用します。そこで初回は、現状を把握し、今後どうするかまで、何時間もかけてカウンセリングが行われます。
■軽い場合
相談者の用意した書類をもとに、毎月節約できそうなところ、保険の見直し、自動車を売るなどの具体的なアドバイスをします。家計が正常化することで、返済を無理なく続けられるようにします。
■弁済計画が必要な場合
1) 介入通知
カウンセリング後、債権者(相談者がお金を借りたところ)に対し、介入通知(相談者とお金を貸した債権者の間に入りましたよというお知らせ)をし、取り立て行為の停止を要請します。
2) 弁済計画
相談者が、3年をめどに借金を返済出来るように、お金を返済する計画を新しく作ります。
3) 弁済契約締結
協会が債権者と交渉し、出資法の利息から、利息制限法の利息に下げてもらったり。一括で返済するので返済額を減らしてもらえないかと提案することもあるので、借金の返済額が減るケースもあります。
4) 直接弁済
新しい返済計画にしたがって、相談者から債権者に直接お金を返していきます。
■重い場合
弁済計画が立てられないくらい重い場合は、自己破産、民事再生などに関するアドバイスをします。弁護士会を紹介し、協会に提出した書類を持参すれば、初回の相談料は無料になります。
■その他の場合
弁済計画を立てても、解決しない場合(ショッピングでストレスを解消してしまう、借金をやめられない等)は、専門機関を紹介します。
いかがでしたか?弁護士と消費生活アドバイザーという、心強い味方がいますので、悩んでいる方は是非ご相談下さい。弁護士の先生に任意整理をしてもらっても、お金はいっさいかかりません。
(財)日本クレジットカウンセリング協会
相談受付 月曜日~金曜日(12月28日~1月4日、祝日等を除く)
午前10:00~12:40 午後2:00~4:40
TEL03-3226-0121
次回は、カウンセラーは語る「必ず道はある!多重債務者」をお送りします。
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