“借金があるけれど貯金もしたい”は変?

貯金が先か、借金返済が先か
貯金したいけど、借金もある。どちらを優先させるべき?
「借金の返済中ですが、貯金したいというのは欲張りですか?」という相談をよく受けます。借金があるのに貯金したい…けしておかしなことではありません。ですが、借金に対する考えや家計状況によって、どちらを優先すべきかを考える必要はあります。

貯金ができる家計ですか?

その借金は、貯金も平行していける状態でしょうか?一度、毎月の家計状況を書き出して見ましょう。収入の範囲で生活費も、借金返済もまかなえているでしょうか。
「毎月きちんと4万円返済しています」という人でも、実は収入から返しているのは1万円、残り3万円はなんと別なところから借りて捻出していた、ということもあります。こういう家計はマイナス家計。貯金を考えるより、借金をどうやって返済していくべきかをまず考えなくてはいけません。返済も、貯金も、と欲張って考えると、実は借りたお金を貯金として溜め込んでいただけということになりかねません。
生活費、返済額を含めても収入で足りるという場合は、もう借金を増やさないよう予備費を作るために、貯金することをお勧めします。

金利の差も意識しよう

借金と貯金、どちらの金利が高いでしょうか?
借金の金利が15%くらいなのに対し、貯金は0.25%くらいでしょうか。数字で比較するまでもなく、借金の金利つまり支払う金利のほうが大きいのです。ですから、私は「借金と貯金、どちらが優先?」と相談されたらもちろん借金返済を勧めます。

ですが、すべてを返済に充てると考えると、日々の生活の中で生活費以外の支出、つまり急な不幸があったとか事故があった、お見舞いが必要などのときのお金が出せなくなり、また借りなくてはいけなくなります。これでは意味がなくなるので、可能な限り貯金することも勧めます。