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老後の資金、いくら貯めておけば安心?(2ページ目)

セカンドライフのために、今から知っておきたいお金の話。遠い将来の話だけれど、早めの準備は安心につながります。

山口 京子

執筆者:山口 京子

家計簿・家計管理ガイド

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老後資金の貯め方いろいろ

レジャー2
老後のお金の事を早く知った人は、早く貯められます。
今までならお金を貯める=銀行の預金に預ける事だったかもしれません。もちろんお金を貯める基本は、毎月コツコツ貯める事です。でも、老後にはまだまだ時間があります。毎月2万5000円を25年間、年利1%で貯蓄すると、約830万円になります。もし、年利5%で運用出来たら約1285万円になり、その差は455万円。夫婦で貯めれば×2で910万円の差が出ます。今まで預貯金でしか貯めた事が無かった人も、この機会に他の貯め方も検討してみましょう。

■長期、分散投資に向く投資信託
今は証券会社だけではなく、銀行や郵便局でも投資信託が買えるようになりました。投資信託とは、投資の福袋だと思って下さい。福袋ごとに中身が決まっているように、投資信託も「日本株のなかで配当をたくさん出す会社」「世界の不動産」など、投資するテーマが決まっていています。1つの投資信託(ファンド)で投資先は100にもなる事があります。いろんなテーマの投資信託に分散投資し、長期運用することにより、元本割するリスクを減らす事ができます。

投資信託のランキングや、どこで買えるかがわかるサイトはココ!モーニングスター

■変額年金で貯める
昨年、銀行でとても人気があった商品の1つです。銀行や、保険会社で扱う投資信託と年金がセットになった商品です。数ある投資信託の中から自分で運用先を選びます。運用リスクのある商品ですが、最低保証のある商品もあります。

変額年金の選び方

■個人事業主、フリーランスならまず退職金の準備
小規模企業共済
仕事を辞めた時や65才以上になったら、積立てておいた共済金が受け取れます。他の金融商品と違い、毎月の掛け金が全額所得から控除出来る点、受取金が退職所得扱いか、公的年金等の雑所得扱いになるので、税金面で優遇されています。

他にも、将来受け取る額が分かっている保険会社の個人年金や、自営業なら国民年金の上乗せの国民年金基金個人型確定拠出年金で貯める方法もあります。

今日から始めたい老後資金対策


まずは今あるお金のチェックです。金融資産がいくらなのか、将来使う予定があるお金はいくらか調べます。住宅ローンがある場合は、家族のライフプラント合わせて、繰上げ返済の計画も立てられるといいですね。毎日のムダを見直す事も大切ですが、節約には限界があります。節約してもまだ貯まりそうに無い場合は、入ってくるお金を殖やす方法を考えましょう。

例えば妻に毎月8万円の収入があるとしたら、15年間で収入は1440万円プラスになり、老後資金の心強い助けとなる事間違いなしです。いかがですか?大きなお金が必要になるセカンドライフも貯め方次第では、安心して迎える事ができます。今日から、始めてみませんか?
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