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子どもの保険、やっぱり必要?(2ページ目)

小さな子どもは誰かを養っているわけではないし、医療費の助成を受けられる乳幼児医療証もあります。子どもの保険は必要ないように思われますが、実はあるケースではとても助かります。

山口 京子

執筆者:山口 京子

家計簿・家計管理ガイド

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子どもが入院!


小さな子どもなら、大病はしなくても風邪による胃腸炎や肺炎、ぜんそく、気管支炎などで入院するケースは意外と多いものです。いざとなるといろんなお金が必要になるだけでなく、働いているお母さんなら収入が減ってしまう事も考えられます。子ども保険の入院給付金は、こんなリスクに備えられます。

■入院で必要になるお金
乳幼児医療助成制度は、住んでいる自治体によって対象になる年齢や、自己負担分、所得制限のあるなしなどに違いがあります。助成されるのは全ての医療費ではなく、健康保険が利用できない治療は対象になりません。また、個室を希望した場合の差額ベッド代や食費、テレビカード代などの費用は自己負担になります。

■親の付き添いが必要
ほとんどの病院では、子どもが入院する時には親の付き添いが必要です。泊まり込みの看病が必要になれば、食事や簡易ベッド代も必要です。

お母さんが看病に行っている間のお家も大変です。食事は外食やテイクアウト、掃除やお洗濯は、お父さんが早く帰宅してする事に。兄弟がいれば、保育園や幼稚園、塾やおけいこ事のお迎えは、自治体や民間のサービスを利用しなくてはいけないかもしれません。

■仕事を休んだお母さんの保障
会社で働くお母さんが病気で会社を休んだ場合は、4日目から傷病手当てとして給料の約6割がもらえますが、子どもが入院して会社を休んでもその期間の手当ては一般的にありません。有給休暇を使うことになるでしょう。また、自営業なら自分の代わりに人に仕事をお願いするケースも考えられます。

子どもがよその家のガラスを割った


元気な子どもなら、うっかりよそのお家の物を壊してしまう事があるかもしれません。
■弁償代
遊びに行ったお家の、高価な置物を壊してしまった。となりのお宅のガラスを割った。今後のおつき合いに支障を来さないためにも、ちゃんとお詫びはしなければいけません。共済の個人賠償は、1回につき1000円程度の自己負担で最高100万円~1億円まで補償してくれます。この個人賠償保険は、火災保険や自動車の保険とセットで加入している場合もあるので、そちらも確認してみましょう。

備えあれば憂いなし


子どもの万一に備えるのは、保険でなくてもかまいません。預貯金があるのなら、それで備える事もできます。ただ、そのお金を将来教育費や住宅購入、老後資金などに使う予定があるなら、少ない負担で万一に備えられる子どもの保険を検討してもいいでしょう。また、保険や共済に加入することで、安心して家事や育児、仕事ができるなら、月々1000円前後の掛け金はとてもお値打ちです。
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