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子どもの保険、やっぱり必要?

小さな子どもは誰かを養っているわけではないし、医療費の助成を受けられる乳幼児医療証もあります。子どもの保険は必要ないように思われますが、実はあるケースではとても助かります。

山口 京子

執筆者:山口 京子

家計簿・家計管理ガイド

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介護1
共済なら月々の掛け金は手軽で、年齢にかかわらず一律。0才から入れます。
小さな子どもは誰かを養っているわけではないし、医療費の助成を受けられる乳幼児医療証もあります。子どもの保険は必要ないように思われますが、実はあるケースではとても助かります。

子どもの保険


子どものための保険は、大きく分けて2種類あります。病気やケガ、死亡した時に備えるものと、教育費を貯める目的のもの。この2つがセットになった保険もあります。今回は、子どもが病気やケガ死亡した時に備える保険についてお話しします。

保険は、商品毎に契約出来る年齢が決められているので、就学前、特に3歳以下の子どもが入れる保険はとても限られます。一般向けの商品よりも、子ども向けの商品や共済などから探すといいでしょう。

手厚い保障があるのは、アリコジャパンの「こども医療保険」。1回の入院限度日数は60日ですが、骨折や重度のやけど、小児ガンや臓器、骨髄移植などでも給付金が受け取れます。契約期間終了の22才で、別の医療保険に告知なしで契約出来ます。

子どもの共済


0才からの入院、ケガによる通院などを保障するのは、各共済から出ている子ども向けの商品です。月々の掛け金は手頃で、年齢に係わらず一律です。決算で余剰金が出れば、契約者に割戻金が戻ってきます。

■全労済の「こくみん共済キッズタイプ」
月々の掛け金が900円。入院した時は5日目から日額5000円、ケガによる通院は1日目から日額2000円、骨折、関節の脱臼は5万円が受け取れます。 また、子どもが人の物を壊した時など最高100万円が補償されます。

■co・op共済の「たすけあいジュニア18コース」
掛け金は1000円コースと2000円コースがあります。日帰り入院も保障、1000円コースが日額6000円、2000円コースが日額1万円です。月額保険料を100円プラスすると、人の物を壊した時などに最高1億円を補償する、個人賠償責任保険に加入出来ます。ぜんそく、そけいヘルニア、心理的発達の障害をもつお子さんも1000円コースに条件付きで加入出来る場合があります。

■全国共済の「生命共済こども型」
全国生活共同組合連合会の商品。地域によって都民共済、道民共済、県民共済、府民共済等があります。月々の掛け金は1000円か2000円の2タイプ。入院は1日目から1000円コースで日額5000円、2000円のコースで1万円。健康保険が使えない高度先進医療も、50万円、100万円を限度に支払われます。人の物などを壊した損害賠償は、最高100万円を補償します。


いくらお手軽な掛け金でも、1000円なら年間1万2000円の出費です。元気な我が子を見ていると、入るべきか悩む人も多いようです。次のページでは、こんなリスクに子ども保険は備えられるというケースを紹介します。加入するかどうかの参考にして下さい。

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