テレビ/テレビの選び方

薄型テレビの選び方のポイント(2ページ目)

薄型テレビ選びのためのポイントをまとめました。プラズマか液晶か、画面の大きさはどれがいいか、録画型テレビは便利なのか、店頭でのチェックの方法など、薄型テレビを選ぶときに確認しておきたいことをピックアップ。おすすめのテレビも合わせてお教えします。薄型テレビを選んだり、比較するときの参考にしてください。

大橋 伸太郎

執筆者:大橋 伸太郎

テレビガイド

参考:テレビの基本を押さえておこう

薄型テレビを購入する際に押さえておくべき、性能項目について解説します。これだけ押さえておけば、難しい製品カタログも理解しやすくなりますよ。ざっとで構いませんので確認しておいてください。より詳しくは「テレビ選びで知っておきたいスペック」をご覧ください。


一番大事な「画面解像度」

最も重要なのがこれ。簡単にまとめると、フルハイビジョン、ハイビジョン、標準画質の3種類があります。37V型以上を買うなら、必ずフルハイビジョン(1920×1080)の製品を選ぶこと。プラズマ方式のフルハイビジョンは42Vから(ハイビジョン対応もある)ですので、プラズマ方式イコール大画面と考えること。


倍速パネルなど、液晶パネルの「表示周波数」もチェック

動画解像度が低いと「動画ボヤケ」が起こり、残像が生まれて、見ていて気持ちの悪い映像になります。しかし最近では「倍速パネル」「120Hz駆動」さらに「240Hz駆動」という技術によってずいぶん改善されました。現在32V以上の液晶テレビのほとんどは倍速120Hzパネルを使用していますが、安価に設定されていたり、型落ちの製品は搭載していない場合があるので確かめること。


画面の明るさがわかる「コントラスト数値」

コントラストは明度(明るさと暗さ)の比です。数字が大きいほど、メリハリのある、はっきりした画像になります。カタログを見るときは「暗所コントラスト(一画面内で同時に表示できる最大の明暗の比)を確認しましょう。

現在の高画質テレビの場合、液晶方式、プラズマ方式共暗所コントラストが10,000:1~50,000:1程度の製品が多いようです。LEDをバックライトに使った製品に100万:1などの桁違いの表示を見かけますが、画面毎に全白と全黒を別々に表示・計測した場合の比の場合が多く、一概に比較できません。


ダブルチューナーは必須

デジタルレコーダーの普及、リンク機能の搭載で、最近はシングルチューナー機が多いようです。ハードディスク録画機能を搭載の場合、ダブルチューナーは必須といえるでしょう。


あまり気にしなくてもいい!? 「年間消費電力」

一般的に液晶方式よりプラズマ方式の方が消費電力は大きく、カタログ上の年間消費電力量が少ないほど経済性が高いと言えます。しかし、テレビの消費電力は、元来それほど大きなものではありません。エコポイントが導入されたのも、地デジ対応製品への買い替えを促進する意図があります。

現在テレビ各社は一斉に省電力に取り組んでいます。バックライトの改良、拡散フィルターの改良、液晶パネル駆動回路の改良、自動消画機能など、その方法はさまざまです。


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