年金/年金アーカイブ

生命保険の見直しワンポイントアドバイス 2 個人年金の転換には要注意!(3ページ目)

予定利率の高い時期に契約した個人年金を、「転換しませんか?」と提案されたらどうしますか?保険会社が転換したい理由もわかりますが、事例から、私はFPとして契約者の資産を守りたいという思いが強くなります。

長島 良介

執筆者:長島 良介

生命保険ガイド

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このケースでの考え方

保険料も払い終わっています。予定利率の良い商品ですから、このまま残し、現金が必要になった時、貯金を取り崩す感覚で現金化(解約)すればよいのではないでしょうか。

もちろん、教育費など家計のやりくりでなんとかできれば、逓増型の終身年金で受け取ります。
続けて良かったと思える契約でしょう。

このケース、相談者サイドからのみの情報です。
営業サイドの転換を勧めている本当の意図が別にあったのかもしれませんが、あくまでも相談者の視点で考えると、

・保険会社が転換によるデメリット(新たな商品は予定利率は低い)を十分に説明されていない
・転換の提案で10年後に152万と金額が確定しているような説明である。
・ 当時は金融機関を代理店として保険契約を結んでいるにもかかわらず、直販社員が代理店を無視して転換を勧めている。

経済環境がよくなれば、大きく増える商品も出ています。
株価指数に連動するものや変額保険、変額年金などですが、これは、商品性をしっかり理解してから加入していただきたいと思います。

何が良くて、何が悪いか?難しい判断もあります。
どちらが自分にとって有利な選択肢か、迷われた時には、やっぱり、とことん調べてくれる『人』に聞くのが良いようです。
やっぱり、人選びができるようにならなければ、と思います。

自分の財産は自分で守らなくては!と思いました事例のご紹介でした。


<関連サイト>


保険選びネット 転換契約はどのような仕組みなのか
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