ご相談事例から転換を考える

ご相談者:43歳男性

私は、昭和63年、当時つき合いのあった銀行より勧められ、銀行からの融資を受け前納払いで個人年金保険に加入
しました。銀行への返済は終了しています。
先日、保険会社から営業の方が訪ねてこられ、
転換を勧められました
説明では、65歳から20万円もらうより10年後に152万円もらえる方がよいのでは、ということでした。確かに子どもの教育費を考えると10年後にお金が必要とも思えます。また、転換して、10年後の152万円も確定しているわけではないような気がするのですが。アドバイスいただければ幸いです。

契約後15年3ヶ月経過時点でのご相談内容
◆現在の年金 【個人年金保険<終身年金逓増型>】

年金額20万円(年金開始65歳)

死亡給付金1,256,600円
(契約日)昭和63年9月(予定利率は5.5%と思われます。)
(保険料)年払い32,640円(保険料払込期間60歳)
全期前納保険料 524,690円
(配当方法)積み立て
(配当方式)毎年配当

◆提案されている転換をすると…
○ ○特殊養老保険(無配当) 保険期間10年
満期保険金額1,045,720円


転換価格944,644円 今回の支払い保険料0円


昭和63年、予定利率5.5%だったと思われます個人年金に加入のご相談者は、加入した代理店以外の営業担当者の訪問を受け、かつ、内容に納得がいかずにFPへの相談を希望されました。

この事例で契約者サイドの生命保険の資産性を確認しておきましょう。

まずいえるのは、今、このように有利な保険に加入しようと思っても、どこにも販売はされてはいない個人年金商品であるということです。
加入している生命保険会社が破綻予定利率の引き下げをしなければ、大変有利な商品です。

有利な部分
1) 予定利率が高い時期の保険料設定なので保険料が安い。
2) 前納率が高い時期の全期前納契約なので大幅な割り引きがあっている。

実際のところ、生命保険会社が逆ざや解消のために、過去の予定利率の高い商品(個人年金や終身保険など)から予定利率の低い商品へ転換を勧めるケースはいくつも見てきました。