請求なくして支払いなし
火災保険や自動車保険に補償内容をきちんと把握し、適切に加入していれば、経済的な損害はいくらかでも軽減できることは可能です。しかし、今回のような大規模な災害になれば別ですが、
例えば日常、「落雷で電気製品が損害を受けた」とか「盗難に遭い窓ガラスを割られた・家財を盗まれた」「雪で屋根が破損した」など、火災以外でも火災保険で保険金の支払いを受けられるのに、知らずに何もしなければ保険金は支払われません。
事故を保険会社に報告して、保険金の請求をしなければ、給付は行われません。
自分が加入している保険の補償内容をキチンと把握する!
普段から自分でキチンと補償内容を把握しているか、そうでなければ色々相談できるプロ代理店を見つけることをおすすめします。ある保険代理店さんがこのように言っていました。
「火災保険の契約を頂いていても、事故の発生件数(保険金の支払い件数)で多いのは、圧倒的に火災以外の事故です。特に夏は落雷のシーズンです。これも件数としては多いです。」
災害も地域性は大きいことでしょう。それに、さまざまな災害の確率は低いかもしれません。しかし、巻き込まれたら大損害になるかもしれない事態を想定し、保険で備えることで、日常のちょっと困ったことにも対応できる、そういう保険加入も可能です。
最近は、補償内容が各社一律で無くなってきています。
リスクマネジメントの観点から、損害保険会社の代理店等に、住環境を含め、どのようなリスクがあるのか、1度、しっかりチェックしてもらい、補償内容も確認しておきたいものです。
大きな災害を教訓に、損害保険分野の補償も見直しましょう。
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