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突撃!隣りの教育資金<Tさんの貯めワザ>(2ページ目)

お待たせしました!好評シリーズ「突撃!隣りの教育資金」の第2回です。今回は、東京都のTさん(夫は会社員、妻は専業主婦、子ども1人)の教育資金の貯めワザやお悩みに迫ります。

豊田 眞弓

執筆者:豊田 眞弓

教育費 ・ 奨学金ガイド

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■T家の教育資金に突撃!

Tさんは「教育資金恐怖症」に陥っているようですね。ですが、家計の内容を拝見してもとてもよく管理できているので、トータルで【花二重マル◎】を差し上げたい!!おそらく、Tさんの家計簿を見た他の読者の方がびっくりしてアセってしまうのでは?というくらい優等生の家計ですよ!

ではTさんの【花マル】なところをピックアップしてみましょう。

<1>子どもが生まれてすぐに教育資金の準備を始め、サボらず、使いこまず、積立を続けていますね。花マル!

<2>それだけではなく、次のお子さんの出産費用もすでに貯めている。花マル!

<3>さらに、さらに、住宅ローンもゆとりを持って組まれていて、花マル! 繰上げ返済のための貯蓄も、教育資金の貯蓄と平行して計画的に貯められています。花マル!

<4>支出も目立ってムダがある様子はなく(注:保険の内容はチェックしてませんので、保険以外です)、なのに、毎月の貯蓄目標を超えて貯蓄ができていて、年間貯蓄額が手取り年収の33%。花マル!

<5>そのため、2人目の子どもが生まれて子ども費が月約1万円、積立が2万円で月3万円の支出が発生しても、とりあえずまだ余裕が。また、上の子が仮に私立の幼稚園に入ると、幼稚園代が月3万円程度かかります(私立幼稚園の場合、補助も出ますが)が、仮に2人分で合計で6万円程度の支出増になっても、こうした負担を吸収してもなお貯蓄できる家計です(今後、収入減などがなければ、ですが)。花マル!

<6>こうした家計の状態が、片働きの状態で実現されているわけです。いざとなれば、妻が働きに出れば収入増できるという潜在労働力も残っているので、さらに花マル!

 合計7つも花マルがつきました。どうですか、Tさん、安心しました? もちろん、改善すべきイエローカードな点などもあります。次に整理してみましょう。

次ページでは、T家の教育資金のイエローカードに突撃!
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