セールスや迷惑な電話で不快な思いしてませんか?
子育て中に突然、一方的にかかってくるセールス電話。分譲住宅の案内だったり、リフォーム会社からだったり、学習塾の案内、はたまたクーラーの洗浄や布団の丸洗い、はては怪しげな投資商品まで……迷惑ですよね。さまざまな電話セールスに辟易とされている方は案外多いのではないでしょうか。セールス電話をかけられない設定にすることもできますが、仕事の電話と兼用にしているなど何かの都合でそれができない人もいることでしょう。
「セールス電話はお断りです」
「興味ありません」
などときっぱり言えればいいのですが、相手のペースにはまって、なかなかそれができない人もいるでしょう。相手はプロですから、なかなか電話を切らせてくれない巧みな話術を弄する例も。
1度などは、「近所に住んでいる△△と申しますが」と、近所の人かしらと油断させておいて要件を言う人もいて、驚いたことがあります。また、「決してセールスの電話ではございません」などと前置きを置いて話す方までいて、あきれます。
もちろん、ケータイ会社やプロバイダー会社などからの新商品の説明など、電話がかかってきてもおかしくない会社なら対応してもいいかもしれません。ご自身で判断してくださいね。
「小学校〇年生のお子さんのお母様でしょうか?」
という、学習塾からのセールス電話が入ったことがありましたが、こういうのはゾッとします。相手が個人情報を持って電話をしているのだろうと思うからです。
「〇〇くんのお母様ですか」
時には、子供の名前まで知っていた例もあります。名簿会社でデータを買ったのだろう……と理解はするものの、気分はよくないです。
電話セールスがなくならないのは、それなりに営業の成果が上がっているからなのだろうと想像します。ということは、それで「キャッチ」されている人もいるということでしょうから、家にいる時間の長い子育て中のママは、特にご用心!
電話セールスはアンフェア!
こちらの迷惑を顧みず、一方的に時間を拘束して、ものを販売しようだなんて、そもそもおかしいのです。しかも、相手は非通知でかけてきて、こちらはクレームもいえない状態で、ですから。本当に話を聞いて欲しいと思うなら、電話をかける側と、受ける側が「フェア」な状態になるように、まず先にそれなりの情報開示をしなさいよ、というのは正しい言い分でしょう。
特に個人情報を知ってかけてきている時には、どういうルートで情報を手に入れたのか、とても気になりますよね。その点は、逆に、明確にしたいところです。その結果として、自然に次のような対応となったのです。
相手が切ってくれるセールス電話撃退法
では、ようやく撃退法です。といっても、いたってカンタンです。かかってきた電話がセールス電話とわかったら、落ち着いて、丁寧に、こう言うのです。「お話を伺う前に、こちらから先にいくつか伺ってよろしいですか?」
そうして、次の質問を聞いていくのです。しっかり、メモを取ることもお忘れなく。
<話を聞く前に相手に聞くこと>
1:会社名
2:会社所在地
3:こちらから問い合わせる場合の電話番号
4:担当者フルネーム
5:電話番号はどうやって知ったのか?
順番を変えて、核心でもある5の「うちの電話番号をどうやって知ったのですか?」を先に聞いてもいいでしょう。3の「電話番号」も大事ですので、これも先に聞きたい項目です。失礼な電話だったり、内容に問題があるときには、クレームを言えるようにしておきたいですからね。
私は最近、この方法で数回、電話セールスに対応しましたが、これまでの経験では、住所や問い合わせ先を聞いた途端、かけてきた人が「はあ?」などと“素”に返ってしまったことも。マニュアルにない反応だからか、聞かれては困る内容だからなのか、きちんと答えてくれたことはありません。
「すみませんが、切らせてもらいます」
たいがいはそう言って、相手が逃げるように電話を切ります。不思議です。
こちらとして一番知りたいのは、個人情報はどこから取ったものなのか?ですが、たいがいは教えないか、「名簿会社から買いました」などと言うはずです。そこに疑問や問題があるときは、消費生活センターなどに相談しましょう。そのためにも、相手先の情報が必要なのです。
そもそも関心がなければ話を聞く必要はないのですが、関心があったとしても、情報を明かさない限り話を聞かないようにするのです。つまり、相手がきちんとした会社で、正式なルートで得た情報に基づいて連絡している場合に限り、話を聞くことになります。
「セールス電話は受けていません。名簿から削除してください」
時間がないときはこの程度でもいいかもしれません。「今忙しいので」「〇〇は今おりません」などとごまかしてもまたかける口実を与えるだけですので、必ず「名簿から削除してください」と加えましょう。
しつこい電話に嫌な思いをして1日過ごすよりも、ちょっと勇気をだして対応することで、すっきり育児を楽しめます。頑張ってくださいね!