学費・教育費/教育資金の貯め方

教育資金の貯めワザ<学資保険>

教育資金を貯める方法の1つに、こども保険・学資保険があります。そのメリットや注意点を整理してみましょう。

豊田 眞弓

豊田 眞弓

教育費 ・ 奨学金 ガイド

マネー誌・女性誌の外部ライターを経て、マネーコラム執筆や監修、講演・研修などで活躍するようになる。ライフワークとして、子供や生徒・学生の金融経済教育に携わり、子どもマネー総合研究会理事や、亜細亜大学ほかで非常勤講師も務める。趣味は講談、猫に添い寝。

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教育資金を貯める方法の1つに、こども保険・学資保険があります。そのメリットや注意点を整理してみましょう。

こども保険と学資保険の違いは?

ママパパ、将来の教育資金の準備、ありがとう!

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「こども保険」と「学資保険」。何がどう違うのでしょう? 意外に知られていませんが、保険種類は「こども保険」(「こども」はひらがな)が正解です。

実は「学資保険」というのは、特定の商品名です。具体的にはゆうちょ銀行やソニー生命、Aflac、その他がその商品名を使っています。

ちょうど、「宅配便」と「宅急便」のような関係ですね。中には、宅配便をすべて「宅急便」と呼ぶ人がいるように、こども保険を学資保険と呼ぶ人がいます。そのため、こども保険(学資保険)と併記しています。

こども保険(学資保険)は、入学時に受け取る祝金と満期時に受け取る満期保険金とが、教育資金の一部となる保険(祝金がない商品も少なくありません)。契約者である親が亡くなると、以後の保険料が免除され、祝金や満期保険金はその後も予定通り受け取れます。

こども保険には、契約者である親が亡くなった時に一時金や育英年金がおりるタイプと、そうしたものがなくて、極力、貯蓄性を高めたタイプとがあります。それぞれを「保障型」「貯蓄型」といいます。

親自身が保険に適切に加入しているのであれば、あえて保障型を選ぶ必要はないでしょう。

こども保険(学資保険)は、加入前に電卓をたたいて計算し、納得の上で加入することが大事です。すでに加入している方も点検してみましょう。
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