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少子化を取り巻くキビシー現実 「子供1人に3000万円」part2(2ページ目)

子供の教育費と養育費をあわせると、公立中心の進路でも子供1人に3000万円かかるというデータがあります。今回はその最新版をチェックします。

豊田 眞弓

執筆者:豊田 眞弓

教育費 ・ 奨学金ガイド

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養育費はほぼ変わらず!


同じ調査による子供の養育費と、その変化を見てみましょう。
出産から大学卒業まで親が全面的に子供の面倒を見たとするなら、養育費用として次のようなものがかかるという試算です。出産費用も含まれます。

<出産から22年間の養育費>
(「AIUの現代子育て経済考2005」)
-------------------------------------------
出産・育児費・・・・・・・・・・・約91万円 ↑2万円
22年間の子供の食費・・・・・・・・約671万円 ↓31万円
22年間の子供の衣料費・・・・・・・約141万円 ↓18万円
22年間の子供の医療・理美容費・・・約193万円 ↑20万円
22年間のおこづかい・レジャー費・・約469万円 ↓18万円
22年間の子供の私的所有物代・・・・約93万円 ↑5万円
〔合計〕==== 1640万円  ↓40万円
-------------------------------------------


養育費は前回調査より微減となっています。特に、食費や衣料費、おこづかい・レジャー費などが減っており、不景気のさなか、そうした削れるところを削っているのが現状のようです。デフレで物価が下がったことの影響も多少はあるのかもしれません。

合計すると、やっぱり3000万円!


教育と養育にかかるお金をAIU保険のデータで見てきましたが、合計すると次のようになります。

基本的養育費+オール国公立の教育費=2985万円
↑126万円


やはり、前回同様、ほぼ3000万円かかります。というより、126万円アップして、さらに3000万円に近づきました。
では、私立の場合は?

基本的養育費+小学以外私立、大学は文系の教育費=3703万円
↑254万円

基本的養育費+小学以外私立、大学は理系の教育費=3819万円
↑269万円


・・・4000万円に近づきつつある数字です。


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