海外旅行は12歳の誕生日前が安い?
子供との初の海外旅行はいつ行きますか?
海外旅行の場合、子供料金には0~2歳未満の「幼児料金」と、2歳以上12歳未満の「小児料金」が設けられているケースが多いようです。
「12歳未満」というのも、残念なことに誕生日で区切られています。12歳の誕生日を迎えると、小児料金の対象外になります。中には、ちょうど12歳の誕生日を迎えたばかりで、かなり悔しがるご家族もいます。
小学校の卒業旅行を検討する場合、遅生まれの子はちょっぴりおトク、ということになりそう。いずれにしても、海外旅行に行くなら12歳の誕生日前がオトク、といえます。
パスポート申請を忘れずに
お子さんが初の海外旅行だと、パスポートを申請する必要があります。パスポート申請・発行は次のような流れになっています。<1>申請用書類を取りに行く
↓
<2>申請に行く
↓
<3>受け取りに行く
通常だと、最寄のパスポートセンターへ3回足を運ぶことになります。
まずは、<1>「一般旅券発券申請書」を入手しなければなりませんが、これは旅行会社でいただけたので書類を取りに行く手間は省けました。
必要書類をそろえておいて、パスポート申請センターへ行って一気に書くのも一法ですが、子供自身の署名が必要なところがあるため、現地で書くには、平日に子供を連れて行く必要があります。
夕方7時まで申請が可能とはいえ、受取りの際には必ず子連れで行かなければならないことを考えると、あらかじめ記入しておいて(子供の署名も!)、必要書類をそろえて<2>申請をする方法がベストではないでしょうか。
子供の時間に合わせて動くことが少ない方が、仕事をしている身としては助かりました。
最後は、指定された日以降に、パスポートを取りに行きます。受け取りは休日でも大丈夫な日もあります。
子供の身分証明関係の書類はあらかじめ電話などで確認しておくといいでしょう。また、センターが開いている曜日や時間帯が日によって異なるため、こちらも確かめていくことをお勧めします。
パスポート発行手数料も「12歳の壁」
日常を離れて「世界」を感じることも子供たちにとってはよい刺激に
12歳の誕生日以降は、パスポート発行に必要な手数料が大人と同じだけかかるのです。
パスポートは5年有効なものと、10年有効なものとがあるのですが、20歳未満で作れるのは5年のみです。
通常、5年間有効なパスポートだと、
・都道府県収入証紙 2000円
・収入印紙 9000円
------------------------------
合計 11000円
これが12歳以上の人がパスポート発行時にかかる手数料です。
しかし、12歳の誕生日前であれば、収入印紙が4000円で済むのです。
・都道府県収入証紙 2000円
・収入印紙 4000円
------------------------------
合計 6000円
9000円-4000円=5000円。旅行で大きな支出があるときだからこそ、なおさらこの5000円が大きな差といえます。
もしも、近く家族で海外へ行こうと考えている方の場合、お子さんのパスポートは12歳の誕生日前に作っておくとちょっぴりおトクです。
【関連コラム】
公立・私立中学校でかかる学費【最新データ】
私立中学に進ませたいけどお金がない!どうする?