学費・教育費/子どもへの金銭教育

子どもたちのお金意識1(2ページ目)

小学生から高校生までのお金の意識を調査した、金融広報中央委員会「知るぽると」の「子どもの暮らしとお金に関する調査」を見てみましょう。

豊田 眞弓

豊田 眞弓

教育費 ・ 奨学金 ガイド

マネー誌・女性誌の外部ライターを経て、マネーコラム執筆や監修、講演・研修などで活躍するようになる。ライフワークとして、子供や生徒・学生の金融経済教育に携わり、子どもマネー総合研究会理事や、亜細亜大学ほかで非常勤講師も務める。趣味は講談、猫に添い寝。

...続きを読む

お金よりも大事なものがある

「お金よりも大事なものがあると思うか?」という内容の質問に対して、「そう思う」と「そう思わない」と答えた子どもたちの割合は次のようになっています。

他の回答は「わからない」「無回答」ですが、それらを省略しています。

お金よりも大事なものがあると思うか?
「そう思う」「そう思わない」と回答した割合は・・・

<小学生・低学年> 
「そう思う」  69.3%
「そう思わない」12.6%
<小学生・中学年> 
「そう思う」  82.4%
「そう思わない」 8.8%
<小学生・高学年> 
「そう思う」  84.1%
「そう思わない」 7.0%
<中学生>     
「そう思う」  79.1%
「そう思わない」 6.5%
<高校生>     
「そう思う」  77.9%
「そう思わない」 5.1%
小学生中学年と高学年では8割以上の子が「そう思う」と回答しています。しかし、「そう思わない」、つまり「お金よりも大事なものはない」と答える子も、少数派ながらいるのですが、その数は年代が上がるにつれて減る傾向にあります。

前ページの質問、「お金が一番大切か?」と「お金よりも大事なものがあると思うか?」は、同じことをひっくり返して聞いたものなのですが、結果を見比べると、「お金が一番大切だとは思わない」と「お金よりも大事なものがあると思う」の割合にずれがあり、一部に矛盾する回答をした子がいます。

すなわち、「お金は一番大切」でも「お金よりも大事なものがある」と答えた子がいるのです。特に、中学生と高校生でその割合が高くなっているのはなぜなのでしょう? 

日本語の使い方や常識の問題なのでしょうか? 個人的にはとても疑問に思います。


参照:
知るぽると
子供たちのお金意識2

あなたの1票にご協力を!
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
本記事の内容は一般的な情報提供を目的としており、特定の金融商品や投資行動を推奨するものではありません。
投資や資産運用に関する最終的なご判断はご自身の責任において行ってください。
掲載情報の正確性・完全性については十分に配慮しておりますが、その内容を保証するものではなく、これに基づく損失・損害などについて当社は一切の責任負いません。
最新の情報や詳細については、必ず各金融機関やサービス提供者の公式情報をご確認ください。

あわせて読みたい

カテゴリー一覧

All Aboutサービス・メディア

All About公式SNS
日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
公式SNS一覧
© All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます