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住宅ローン入門  住宅ローンの金利の仕組み(2ページ目)

変動金利や固定金利、固定金利選択型など、住宅ローンの金利にはいくつかのタイプがあります。金利の低さだけで選んで失敗しないよう、各種金利の基本的な仕組みをまとめてみました。

大森 広司

執筆者:大森 広司

マンション入門ガイド

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■定期的に金利が見直される変動金利

 借り入れ後も定期的に金利が見直されるタイプが変動金利です。多くの民間ローンで変動金利を扱っています。金利や返済額の見直しルールは金融機関によって異なりますが、市場金利に合わせて半年ごとに金利を見直し、返済額は5年ごとに改定するケースが一般的です。つまり、借りてから5年間は返済額が変わりませんが、適用金利は変わることがあるのです。なお、5年後の返済額が急激に上がらないよう、どんなに金利が上がってもそれまでの返済額の1.25倍を上限とするルールが多くみられます。基準となる金利が短期プライムレートなどの短期金利なので、現状では固定金利に比べて金利が低めです。

変動金利のイメージ図



■金利を固定する期間を選べる固定期間選択型

 固定期間選択型とは3年、5年、10年など、固定期間を選択するとその期間中は金利が固定されるタイプです。固定期間終了後はその時点の金利で、改めて変動金利や固定期間選択型を選ぶことができます。固定期間が短いほど金利水準が低く、2年固定や3年固定は変動金利より低いこともしばしばです。都市銀行をはじめ信託銀行や地方銀行など、多くの金融機関でこのタイプを扱っており、「固定金利選択型」「固定金利特約型」などとも呼ばれています。

固定期間選択型のイメージ図


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