住宅ローンの借入/住宅ローンの基礎を学ぼう

保証料って何のために支払うもの?(2ページ目)

住宅ローンを借入れする際に必要になることが多い「保証料」。保証料を一括で支払うと、諸費用の中でも多くをしめる金額になります。しかし、この「保証料」を支払っても、万一返済できなくなった場合でも、返済を免れるわけではありません。では一体、何のために支払うものなのでしょうか?

高田 晶子

執筆者:高田 晶子

住宅ローンガイド

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保証料はいくらくらい?

保証会社に保証をしてもらうためには、保証料が必要になります。保証料は、借入金額と返済期間によって金融機関ごとに決められます。金融機関によっては、審査により人によって保証料が異なりますので、詳しくは、各金融機関での確認が必要になります。

一般的な保証料は次のような水準になっています。

<借入金 1,000万円、元利均等返済> A銀行の場合
借入期間35年 206,200円
借入期間30年 191,370円
借入期間25年 172,540円
借入期間20年 148,340円
借入期間15年 119,820円
借入期間10年 85,440円

3,000万円を30年返済で借入れした場合には、191,370円×3,000万円÷1,000万円=574,110円 が目安になります。

保証料を一括で支払わなくても良い方法もある

3,000万円を30年返済で借入れすると、上記のように約60万円の保証料を、借入れの際に一括で支払う必要があります。自己資金が少ない場合には、厳しい支出になりますね。

そのような場合には、一括で支払う(「保証料外枠方式」)方法以外に、毎月の金利に上乗せして支払う「保証料内枠方式」ができる金融機関もあります。金利に0.2%の上乗せとなります。

また、最近では、フラット35、ソニー銀行、新生銀行のように保証制度を利用していないため、保証料が必要のない金融機関もあります。保証料の有無だけでは、損得は決められませんので、金利タイプや、適用金利なども含めて、総合的に判断しましょう。
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