住宅購入を考えている方や住宅ローン返済中の方から、住宅ローンのこれってどうなの??という様々のギモンが寄せられています。その中から厳選して、よくある問い合わせをズバリ回答いたします。皆さんもちょっとした住宅ローンのギモンがあればガイドへ問い合わせ下さい。このシリーズ『住宅ローンのギモン、なんでも答えます!』で取り上げられるかもしれません!
今回は新築マンション購入が決まり、複数の銀行へ住宅ローン申込み中の大阪府在住のBさん(38歳)から寄せられた質問です。
住宅購入や住宅ローンの申込みをして以来、DMや迷惑メールが殺到!どこかで洩れている?
知らないうちに私の情報が流出!? |
特に住宅ローンを申し込む時は、あなたの氏名、生年月日、年収、勤務先、家族構成など数え上げればキリがないほどの重要度の高い個人情報を提供しなくてはいけません!4月から全面施行される「個人情報保護法」の概要と、今後の住宅ローンを申し込む時の注意点を説明しましょう。
「個人情報」って何?
約6年前の1999年5月、京都府宇治市の住民基本台帳約22万件のデータが流出し、名簿業者が販売していたのをはじめ、2003年はローソン(約56万件)、アプラス(7.9万件)、2004年には三洋信販(約116万件)、ソフトバンクBB(約451万件)など、銀行業界ではりそな銀行(375件)、トマト銀行、山口銀行でも流出事件が起きました。このような事件が今後起きないように作られた個人情報保護法。では個人情報とはいったい何を指すのでしょうか?
昨年10月に経済産業省から発表された個人情報の保護に関する法律についての経済産業分野を対象とするガイドライン」によると、「個人情報」とは、生存する「個人に関する情報」であって、特定の個人を識別できるもの(他の情報と容易に照合することができ、それにより特定の個人を識別することができるものを含む。)を指します。
Q: メールアドレスは個人情報なの?
A: 特定個人の識別ができるメールアドレス(zenta_nishida@softbank.co.jpなどのようにメールアドレスだけであっても、ソフトバンクに所属するニシダゼンタのメールアドレスであることがわかるような場合等)は個人情報に該当するようです。一方、abc0123456@zzzzz.jp のように記号や数字等の文字列だけから特定個人の情報であるかどうかの区別がつかないメールアドレスは該当しないようです。ただし他の情報と容易に照合することにより、特定の個人を識別できる場合は、個人情報となります。
あなたのメールアドレスは個人情報に該当するかチェックしてみましょう。
個人情報保護法って?
あなたの個人情報を取り扱う事業者も厳格な対応に迫られています。 |
■本人への利用目的の明示
■本人の同意を得た上での情報取得
■常に正確な個人情報に保つこと
■流出や盗難、紛失を防止し個人情報の安全性を確保すること
■本人が閲覧・訂正可能、本人への開示可能。同意のない目的外の利用への利用停止可能であること。
事業者側はキチンと対応しなければいけませんが、Bさんのような被害にあわないためにも、あなた自身は何に気をつければよいのでしょうか?