『3年固定』/『5年固定』金利優遇が消滅!
金利上昇まったなし! |
『長期固定金利』への影響は薄い!?
今回のゼロ金利解除の発表を受けて、長期国債利回りは落ち着きを見せ、1.9%後半→1.8%前半まで下がりました。長期金利(10年物国債利回り)は中長期の日本経済に対する信用力(名目)が目安となるため、急激な動きは考えられません。しかし、夏の自民総裁選や対北朝鮮外交政策不安など今年は他の懸念材料はテンコ盛りです。そのため、ゼロ金利解除のために長期金利の急上昇=フラット35などの長期固定型住宅ローン金利急上昇の可能性も低いでしょう。『短期固定』金利優遇が消滅のシナリオも!
その1で紹介した各行の預金金利引き上げ合戦。この結末が導く最悪のシナリオとは!?STEP 1 無能な金融機関が預金獲得のために、預金金利の引き上げ合戦を展開!
STEP 2 先駆け的な金融機関が当初●年間預金金利5倍キャンペーンを開始
STEP 3 預金奪い合い合戦に火が付き、全国的に当初1年から延長、延長で金利◎倍キャンペーンを展開(まるでポイント◎倍キャンペーンのように)
STEP 4 預金利払いのために、現在3年固定住宅ローン1.25%などの商品が逆ザヤ商品になり、取扱い停止。
う~ん、十分ありえますね~。
『長期固定』&『短期固定』逆転も!
3年固定金利(現在約1.4%)が35年固定金利(現在約3.0%)より高くなる!?信じられますか?実は、金利優遇キャンペーンがなくなった場合:
3年固定 :2.70%(メガバンク)
35年固定:3.20%(フラット35+団信)
と0.5%しか変わらない状況です。
また、住宅ローン業界では長短金利逆転は実際に米国でも発生したシナリオでもあるため、まんざらではなさそうです。
【住宅ローン】遂にゼロ金利解除!?
「その1:ゼロ金利政策って何?」
「その2:住宅ローン金利への影響」
次回予告「その3:住宅ローン護身術~ゼロ金利解除の時代を生き抜く」