住宅ローンの借入/これから借りる住宅ローン関連情報

子育て世帯を応援してくれる住宅ローン

人生の三大資金とも言われる「教育費」と「住宅費」。ローン支払いと教育費が重なると家計は厳しいですね。そのような世帯を対象に、ローン金利を引き下げるなど、子育てを応援してくれる住宅ローンがあります。

高田 晶子

執筆者:高田 晶子

住宅ローンガイド

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子育て中のローンの返し方

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教育費も住宅購入と同じくらいかかるもの。教育費がかかる世帯の場合には、住宅ローンの返済方法もじっくり検討しましょう。
子どもの教育費は、幼稚園から大学まで、ずっと公立でも900万円近く、ずっと私立であれば、2,000万円以上かかると言われています。一人1,500万円としても、子どもが二人いれば、ざっと3,000万円。

3,000万円の住宅を30年ローン、金利3%で借入れすると(ここでは全額借入れとします)、総支払額は約4,500万円。子育て世帯の場合には、これだけの金額を、教育費と並行しながら、60歳くらいまでに支払うのですから、家計のやりくりは大変です。

子育て中のローンの返し方の考え方としては、今後教育費のピークが来るのか、今がピークなのか、によっても変わります。教育費のピークは、通常、子が高校生になった頃から。住宅ローンの返済額は、教育費のピーク時でも無理なく返済できるような金額にしておきたいものです。

●今、子どもは小学生。あと10年後に教育費のピークが来る
このような世帯の場合には、10年後のピーク時に金利上昇の影響を受けて、返済額が上がってしまうようなローンは避けるべき。一般的には、20年以上の固定期間があるローンを選び、返済年数はなるべく長くし、10年後でも支払える金額にしておきましょう。そして、まだ余裕のある前半で、期間短縮型の繰上返済を行い、あらかじめ返済期間を短縮しておけば、老後まで住宅ローンの支払を残さずにすみます。

●今が教育費のピーク
このような世帯の場合には、上記の世帯と同様、返済年数を無理のない範囲で長くし、今、教育費も支払えるような返済額に抑えます。教育費が終了したあとなら、金利が上昇しても支払える可能性が高いので、10年固定など、お子様が就学中は固定できるものを選び、金利もなるべく低いものがいいでしょう。しかし、このような世帯は、教育費終了後が勝負です。それから、どんどん期間短縮型で繰上返済し、やはり、60歳くらいまでには返済が終わるようにしておきましょう。

最近では、このような子育て世帯向けのサービスを付帯している住宅ローンがいくつか登場してきています。

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