ヘッドホン・イヤホン/ヘッドホン・イヤホンの選び方

聞く場所で選ぶヘッドホン・イヤホン(2ページ目)

ヘッドホン・イヤホンは「どこで聞くか」によっても選び方が変わります。どの場所でよく使うかを考えて選ぶ事も重要です。聞く場所ごとに、選び方のポイントとおすすめ機種をご紹介します。

鴻池 賢三

執筆者:鴻池 賢三

オーディオ・ビジュアルガイド

屋内の静かな場所で、じっくりと音楽を聴く

周囲の騒音や、音漏れを気にしなくて済む環境なら、音がスピーカーのように開放的な「開放型」(オープンエアー)がおすすめです。また、長時間聴取するなら、装着感にもこだわりたいものです。

■エントリークラス(1万円以下)
ゼンハイザー HD239
携帯も楽々のコンパクトな耳乗せタイプ。自宅だけでなく、携帯して旅先でじっくり音楽を聴く用途にも適しています。開放型ならではの伸びやかで爽快な音質は、心身のリラックスにも。

 

■ミドルクラス(1万円以上~3万円未満)
・AKG K612 PRO

オーストリアの名門、AKGのオープンエアーモニター。正確さと緻密さに秀で、開放的なサウンドで、長時間の作業やリスニングにも適しています。


■ミドルクラス(3万円以上~5万円未満)
・AKG K712 PRO

K612の上位モデル。オーストリアの名門、AKGの上級オープンエアーモニター。ウイーンで熟練工が手作業で組み立てるなど、製造工程においても、最高水準のクオリティーを誇ります。ケーブルは着脱式で、断線時の交換も容易です。

 

 ■ハイエンドクラス(5万円以上~10万円未満)
・ゼンハイザー HD700

オープンエアーの銘機、HD800の下位にあたる、2012年に発売の新モデル。HD800の精緻なイメージを受け継ぎつつ、インピーダンスは半分の150Ωで鳴らしやすい。アンプを選ばず、気軽に楽しめるハイエンドモデルです。

 

■超ハイエンドクラス(10万円以上)
・ゼンハイザー HD800

ドイツの名門ゼンハイザーが10年以上の歳月を費やして完成させた、ヘッドホンの極みとも言える最高峰モデル。インピーダンスは300Ωと高く、携帯型プレーヤーはもちろん、軟弱なアンプでは鳴らし切れない敷居の高さはありますが、音のダイナミズムと繊細さを併せ持つ至高の逸品です。

 

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