頭金を準備する2つの意味
諸費用は現金で準備をするのが基本。 |
まず1つ目が、ローンの借入金額を少なくするため。頭金をたくさん用意できればできるほど、借りる金額を少なくできるので、当然毎月の返済額を少なくでき、トータルの利息の負担も軽くなります。それだけ少ない負担で住宅取得が可能になるのです。
そして2つ目が、貯蓄グセをつけるため。住宅取得という一つの目標に向けて貯蓄をしていく経験は、将来の教育資金や老後資金を準備する際にもいきてくるものです。コツコツと貯蓄できる家計にするというのは、将来にわたる家計運営において非常に重要なことだといえます。
忘れちゃいけない諸費用
また、住宅購入時には諸費用の負担が発生するので、それも頭金とは別に現金で用意しておく必要があります。おもな項目だけをあげると…・印紙税
・登録免許税
・登記手数料
・不動産取得税
・融資手数料
・保証料、保険料
・引越し費用
このほかにも、家具やインテリアの費用が必要になる可能性もあります。さらに、住宅購入後にかかる定期的な費用として、固定資産税、都市計画税、マンションの場合は管理費や修繕積立金もあります。
頭金をしっかり貯めながら、これらの出費に耐えられる家計にしていくことが大切です。頭金はゼロでも住宅は買えます。でも、安易に購入してしまうと、せっかくの夢のマイホームが、悪夢のマイホームになってしまうかもしれないわけです。
【シリーズバックナンバー】
NO.1:頭金ナシでもMy Homeは買える?
NO.2:頭金はいくら準備すればいい?
NO.3:必要な頭金を知るラクラク計算法
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