30年以上付き合っていける医療保険の種類
医療保険の種類はどれが良いかな? |
期間更新型の保障(10年毎など)
保障期間10年の医療保険が一般的です。このタイプは通常、10年の期間が満了すると、健康状態を告知することなく自動的に次の10年間更新できる仕組みになっています。だから仮に健康でなくなったとしても、保障は確保し続けられます。ただ注意点がいくつかあります。10年ごとに更新はできますが、永遠ではありません。保険会社にもよりますが、最長で80歳までとしている場合が多いです。また支払っていく保険料は更新のたびに高くなっていきます。例えば35歳で加入した時の保険料が月々3000円だとしたら、45歳からは5,000円、55歳からは9000円、65歳からは17000円、75歳からは28000円というように上がっていきます。そして80歳で終了します。終了した段階で戻ってくるお金はない、いわゆる掛捨てのタイプです。若いうちの保険料が安いことと、健康でなくなったとしても続けられることは良い点です。
保障期間が10年間以外では20年間とか30年間などのタイプもあります。これらも20年後や30年後に自動更新され80歳まで(商品による)継続することが可能です。
自分で設定した年齢まで保障(80歳までなど)
以前、特約が主流だった頃によくみられたタイプです。主契約の保険料が60歳まで支払う内容になっている時は、医療特約の保障も60歳までとなっている場合が多いです。このタイプの中には、保障が終了した時に多額の保険料を一括で支払えば80歳まで延ばせる商品もあるようです。また、医療保険として自らが期間を設定(60歳迄、80歳迄など)して加入できるタイプもあります。期間を限定することで終身保障のタイプより保険料を安くすることが可能です。このタイプの注意点としては、基本的には掛捨てのタイプがほとんどである事と、設定した年齢以上長生きした場合は途中で保障がなくなる事、そして保険期間を何年間(10年間など)ではなく、何歳まで(60歳迄など)と設定した保険は、更新がない事です。その後も保障が必要な場合は、改めて健康状態を告知して加入しなおす必要があります。その時の健康状態によっては加入できない可能性もあるので注意が必要です。
終身の保障
保険期間が終身であることはこれ以上ない安心かと思います。ただ、終身保障のタイプは100歳でも保障されるなど、保険を使う機会は当然多くなるので、10年間や60歳までなどの定期タイプと比べて支払う保険料は高く設定されています。医療保険の終身タイプは、現在多くの商品が存在し、保険料の払込期間を終身にするか60歳や65歳までの一定期間にするか、貯蓄性はあったほうが良いか掛捨てで良いか、などを選択できます。貯蓄性があるのとないのとでは当然あるほうが保険料は高くなります。
加入するタイミング
思い立ったら吉日です。来年になったらなどと言わずに、すぐにでもスタートして下さい。何の保障も確保しないで延々と検討していると、そのうち加入できない健康状態になってしまう可能性があるので注意して下さい。ガイドとしても、自分が病気やケガで入院した時のことなどは長期間考えてほしくないものです。それで具合が悪くなってしまうかもしれません。安心できる保障が確保できたらもっと楽しいことに頭や時間を使いましょう。健康でない人は?
もし治る病気やケガなどであれば完治するまで待って、それから考えてみるか、加入条件が緩い保障を探して加入することになると思います。保険会社によって加入条件は異なります。先入観で決めつけずに、頑張って探してみて下さい。【関連リンク】
・ 医療保険って何を保障してくれる保険なの?(All About 医療保険・医療費)
・ 医療保険の告知書、中身をチェック!(All About 医療保険・医療費)
・ 2分でわかる医療保険の基礎!(All About 医療保険・医療費)