「医療保険」という言葉は良く聞くようになったけれど、何を保障してくれるのかイマイチわかっていなかったりしていませんか?昔は死亡保険(終身や養老など)に特約の形で医療保障が存在していましたが、今日では「医療保険(主契約)」として生命保険会社だけにとどまらず損害保険会社や共済(医療共済)でも取扱うようになりました。

しかし、保障内容は各社で微妙に違っていたり複雑だったりで、どれが自分に適しているか判断する事は容易ではないようです。そこで今回は、医療保険の基本的な保障内容について解説していきます。

医療保険の主な保障は2つ!!

医療保険の基本的な保障は、入院給付金と手術給付金の2つになります。他に成人病入院や通院、先進医療など、多くの保障が用意されていますが、これらは各保険会社が独自に設定している特約であり、企画(セット)商品として発売されている場合以外は、希望に応じて付け加えていくことになります。

入院した時にもらえるのが入院給付金保障!

医療保険って何を保障してくれる保険なの?

医療保険って何を保障してくれる保険なの?

入院給付金は、病気や災害(事故・ケガ)で入院をした時に、保険会社へ請求することで受取れる給付金です。ポイントとして入院の原因は、病気や事故・ケガで治療を目的とした入院であることが前提となっています。ですから、治療を目的としていない検査入院等は基本的に対象外となっています。
入院給付金は医療保険の基本となる保障であり、ほとんどの場合、主契約(外すことのできない保障)として設定してあります。

■入院給付金の日額
入院すると契約で設定した1日あたり5,000円や10,000円などの給付金が受取れるので、仮に治療費負担が3,000円だったとしても、10,000円で契約していたら10,000円を受取る事ができます。保険会社のパンフレットでは、例として入院給付金が1日あたり5,000円や10,000円で記載されていますが、1,000円刻みで設定可能な医療保険もあります。入院1日あたりの設定可能な給付金額は、各社おおよそ3,000円~20,000円の範囲となっていますが、複数の保険会社で加入することも可能で、もし2社で加入すれば2社からそれぞれ給付金を受取れることができます。

※医療保険へ加入するには健康状態を告知(一般的に告知書に記入)する必要があります。一部の医療保険では給付金の設定額によって医師による診査が必要となる場合もあります。

■入院給付金の保障開始日
入院して何日目から保障の対象になるかは保険会社や商品によって異なります。最近は日帰りや1泊2日から保障対象とする医療保険がほとんどですが、なかには8日以上入院しないと対象にならない場合もあります。

※医療保険によっては入院初期(入院開始から数日間)の保障を特約で用意している場合もあります。「入院初期一時給付金」「入院初期給付金」「初期入院特約」「入院初期給付特約」等と呼ばれているもので、従来は8日以上入院しないと対象にならなかった保険に、後から特約で設定を追加しています。

■入院給付金の限度日数
入院給付金には保障対象となる入院日数の限度が設定されています。1回の入院で30日(約1ヶ月)~1,095日(約3年)程度が多いですが、最近は60日が主流となっています。保障期間中の通算での限度日数は、ほとんどの医療保険でおおよそ3年に設定しています。

例…入院給付金1日あたり10,000円/1泊2日から保障/1回での入院は60日保障/通算での入院は1,095日保障の場合
 30日間入院すると 10,000円×30日=入院給付金額合計30万円
 360日間入院すると、10,000円×60日(60日が限度)=60万円

入院給付金の通算での限度日数は、終身保障の場合は一生涯での入院日数の合計になります。保障期間が10年などで更新型になっている場合は、更新後も含めての入院日数になります。

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