■故意による時間外の受診
  • 時間外の時間帯にあえて保険証、財布等一切持参せず受診に来る確信犯。
  • 時間外に受診し、会計の際に故意に所持金を過小申告して預かり金を少なく支払うか、あるいは全く支払わない。連絡先は虚偽の申告だった。
  • 通常の診療時間に受診せず、滞納事務担当者のいない時間外に受診して未払いを繰り返した。
■故意による救急外来の受診
  • 救急病院ということで、保険証やお金等を持っていなくても診療するのが当たり前だと思っている。
  • 救急受診が未収を理由に断れないのをよい事に、夜間に受診し、未収を重ねていく患者がいる。
  • 救急で入院して、退院後すぐに行方不明になっている。
医療機関の努力だけでは未収金回収は困難
医療機関の努力だけでは未収金回収は困難
■病院へのクレーム等
  • 患者は、診療費を支払わないとは言わないが、職員の言葉尻を取ってクレームを付け支払いに応じない。
  • 医療費が高いとクレームをつけて執拗に説明を求めるが、最終的には納得いかないと言って支払いをしない。
  • 存命中は親の年金をあてにしていて入院費を1円も支払わず、親が死亡して年金が入ってこなくなると、医療機関へ激しくクレームをつけるどころか、死亡は医療ミスによるものだとして慰謝料、賠償金の請求までしてくる。
■家族による年金等の流用
  • 患者の年金を家族や内縁の妻等が使い込んでしまった為、支払いが滞り、未払いが約300万円にもなった。そして払ったはずと主張し、その後は時効を主張。
  • 患者が、入院費支払い用にするとして年金が入金される郵便貯金通帳を病院へ預けたが、息子が郵便局に通帳を失くしたと虚偽の申告をして通帳を解約し、年金を使い込んでいる。
  • 患者は現在認知症が進み、年金振込先変更はおろか通帳を作ることすらできない。現在この患者の未払いは450万円以上になっている。
  • 資産や年金があって治療費等を支払う資力は十分にあるが、子供たちによる詐取が酷い。
※各具体例は、厚生労働省の医療機関の未収金問題に関する検討会が実施した、未収金に関するアンケート調査の自由記述をもとに作成しています。

悪質な患者は、全患者のほんの一部ですが、とても憂える実態です。


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