コーチング

もう一度見直す! 会議のやり方・進め方(3ページ目)

「会議で疲れた……」「この会議、一体なんのためにやっているんだ?」もし、こんなため息まじりの気持ちになっているとしたら、会議のやり方、見直してみませんか? 効率的を上げるスムーズな進め方や効果的なファシリテーションなど、ちょっとしたコツを紹介します。会議の「困った」にはぜひこの一手を!

平野 圭子

執筆者:平野 圭子

コーチングマネジメントガイド

困った参加者にはこの一手!

遅刻する参加者
遅刻した人を待って会議を始めた経験はないでしょうか?
遅刻者を待つことは、「遅刻してもOK」というメッセージとして他の参加者にも伝わります。そして、何より、時間通りに参加した人の時間をムダにする、敬意にかけた行動になります。たとえ、遅刻者がいても、進行役は会議を時間通り始めるべきです。

反対意見や批判ばかりの参加者
リスク回避や検討には批判精神も必要です。しかし、こうした参加者がいると、他の参加者は発言を控えてしまいます。そこで、反対意見や批判のみの発言に対しては、代替案もセットで発言するように依頼することが有効です。
また、たとえばブレストを目的としたミーティングのように、会議の種類やプロセスによっては、「批判」自体が適切でない場合があります。その場合は、「今はブレストなので、批判は禁止です」とフィードバックする、もしくは事前に「ここからはアイディア出しが目的なので、批判はなしで取り組みましょう」とセットアップすることが望ましいでしょう。

発言が長い参加者
こうした参加者がいると、他の参加者の集中が切れてしまいます。また、会議の時間を有効に使うことができません。
そうした参加者が予想される会議では、事前に次のような発言ルールを決めることです。
  • 時間制限を行なう
    例)「たくさんの方の意見を聞くために、1回の発言は目安として、2分以内にしてください」
  • 時間配分を示す
    例)「ここからアイディア出しを15分で行ないます。たくさんの方に発言いただくために、簡潔な発言にご協力ください。」
このとき、発言を簡潔にしてほしい目的も合わせて伝えると、受け取りやすいでしょう。
ただ、こうした試みをしても、発言が長くなる人は出てきます。その場合は、次のような質問で簡潔なコメントを引き出しましょう。
「今の内容を短くまとめると?」 
「板書するなら、どのような表現になりますか?」

何度も同じ話をする参加者

そのような場合は、ホワイトボードなどを活用し、既出意見であることを確認できる環境をつくっておきましょう。
また、聞いているほうには同じ話に聞こえても、発言者の意図は違うところにあるかもしれません。そのような場合は、
「先ほどいただいた意見から、進化した(変化した、追加になった等)ポイントを抜粋して教えてくれませんか?」
というように確認することも必要でしょう。

いかがでしたか? 

ぜひ「困った」会議に手を打って、ストレスのない、効果的な会議運営を実現してください。

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