今回からは「いわゆる健康食品」(厚生労働省の認可を受けていない健康食品)に分類されるサプリメントを、特性別にご紹介していきます。まずはじめは「関節痛に良いのでは?」と期待されているサプリメントです。その中から一般的な「グルコサミン」「デビルズクロー」「コンドロイチン」の3種類をご紹介します。
消費した軟骨の再生が期待されるグルコサミン
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| カニの殻など多く含まれるグルコサミン |
関節痛の原因は、骨と骨の間にある“軟骨”が磨り減ってしまうことです。軟骨は、ゼリーのような組織で、骨と骨の摩擦を防ぎます。しかし、激しい運動が繰り返されたり、年齢による消耗で、軟骨がすり減ってしまいます。それにより骨と骨に摩擦が起こり、痛みを感じるようになるのです。
この“軟骨”を再生させる働きがあるのでは、と考えられているのが「グルコサミン」です。
グルコサミンは糖とアミノ酸が結びついた、代表的な天然のアミノ酸の一種です。体内において、グルコースやフルクトースといった糖から合成されますが、年齢と共に合成量が減少します。その為、外部から(要するに、経口投与によって)補給した方が良いのでは、と考えられるようになったのです。
グルコサミンの臨床試験は数多く行われており、例えばベニスのジスチニアン大学では、関節に痛みを持つ患者グループにグルコサミンを投与したところ、早い人で7日で症状の改善が見られ、3週間後には、80%の人々の症状が改善された、というデータが残されています。
臨床試験ではこのような有意な結果が多く残されています。最近では、グルコサミンが変形関節症の症状に対して最も有効である、とも考えられるようになっています。欧米では、変形関節症の予防や治療に、医薬品や健康食品という形でグルコサミンが広く利用されています。