メンタルヘルスの分野を中心に執筆する産業カウンセラー、ジャーナリスト。都内私立大学学生相談室カウンセ…
仕事・職場のストレス
更新日:2003年06月25日
微笑みうつ病」、「タイプA人間」、「強迫神経症」、「仮面うつ病」などの働く人が陥りやすいストレス病についてご紹介します。
| Q 出勤前、駅に向かう途中、「カギをかけ忘れてなかったかな?」と気になって家に戻り、何度も遅刻したことがあります。結局は大丈夫なのですが、再び家を出るときに、また「アイロンのコンセントを抜いたかな?」など、別のことが心配になってしまいます。 |
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A
カギのかけ忘れやガスの元栓の締め忘れが気になり、何度も戻って確認した経験のある人は多いはず。しかし、気になりすぎて何度も家に戻り毎日のように遅刻してしまったり、仕事が手につかなくなってしまうほどの人は、すぐに心療内科や精神科に相談したほうがいいでしょう。
ある考えや行動にとらわれると、それが気になって次の行動に移れなくなる病気を「強迫神経症」と呼びます。潔癖すぎて1日に何十回も手を洗わないと気がすまない人や、汚れてないのに何度もふいたり整頓しないと気がすまない人も、強迫神経症に含まれると考えられています。
しかし、こうした部分は誰でも多少は持ち合わせているので、日常生活に支障がない程度ならあまり気にする必要はありません。カギのかけ忘れが気になるようであれば、「カギよーし」と指差し確認をしてから外出したり、潔癖すぎる人は机の上にウエットティッシュを置いて、席を立たずに手や周りをきれいにする方法などで紛らわせ、深刻に考えすぎないことも大切です。
| Q 最近、横を向いたり、首をひねるとジーンとした痛みを感じるようになりました。最初は寝違えたのかなと思ったのですが、何日たっても痛みが治まりません。整形外科を受診しても「異常なし」といわれたのですが、何が原因なのか不思議でなりません。 |
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A
本当はうつ病なのに、症状が身体に現れる場合があるのをご存知でしょうか。こうした病気は「仮面うつ病」と呼ばれており、心因性の病気です。首や肩、腰などに痛みやこりを感じるケースもあれば、だるさや食欲不振、動悸やしびれ、頭痛、睡眠障害、下痢や便秘など症状はさまざまです。最初は内科や整形外科などを受診することが多いのですが、異常が発見されず、医療機関を転々とする人も多いといわれています。
こうした症状に心当たりがあり、最近仕事がハードすぎる、人間関係に悩んでいる、新しい環境や仕事に慣れないなど、ストレスや疲労を感じる要因がある場合は、仮面うつ病の可能性も考えられます。誰かに愚痴を聞いてもらったり、気分転換をすることですっきり治る場合もありますが、なかなか回復しないときには、心療内科や精神科を受診して抗うつ薬を処方してもらったり、カウンセリングを受けて治療するといいでしょう。
またこれらの科を受診しにくいときには、かかりつけの内科や婦人科に相談してみましょう。その場で薬を処方してもらうこともできますし、必要であれば心療内科、精神科を紹介してもらえるので安心です。
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