だるま まこと
ウイスキーファンをひとりでも増やすべく、情報発信中。
ジムビーム・フレーバーの高品質なミキサビリティ
ジムビームをベースにしたリキュールをご紹介しよう。「ジムビームアップル」「ジムビームハニー」「ジムビームピーチ」の3製品である。ジムビームのミキサビリティの素晴らしさを物語る味わいである。いずれも飲み方は1対3のハイボールがおすすめ。
山崎蒸溜所100周年12/1950年代後半、トリスバーの伸長と世相
サントリーウイスキーの歴史、日本の洋酒や酒場事情を解説してきた山崎蒸溜所100周年シリーズ。12回目は1950年代後半の世相に関して述べたい。トリスバーの伸長、サントリーバーの登場によって、カクテルへの興味も高まっていった。
メーカーズマーク セラーエイジド2023/超長期熟成その味わい評価
メーカーズマークの挑戦的な超長期熟成「メーカーズマーク セラーエイジド2023」が発売された。3代目、ロブ・サミュエルズの創作である。スタンダードの熟成を終えた製品を、庫内温度を年間10度程度に保てるライムストーンセラー(石灰岩づくりの貯蔵庫)に樽ごと移し、スタンダードと同程度の追加熟成をおこなうという行程を経たもので、エイジングは11~12年ものということになる。さて、その味わいを評価してみたい。
山崎蒸溜所100周年11/1950年代、戦後日本の酒場事情
今回は昭和20年代のトリスバー文化が戦後の酒場事情にどのような影響を与えたかを解説する。敗戦後の世の中が荒んでいた時代、「トリスウイスキー」が大衆に受け入れられるとともに、「ホッピー」が誕生し、また酎ハイの割材、謎のエキスと呼ばれた「ハイボールA」が開発され酎ハイが人気となる。ウイスキー興隆とともに、これらはウイスキーよりも安価な甲類焼酎の売り上げに大きく貢献した。
山崎蒸溜所100周年10/1937―1950までのサントリーウイスキー
今回は戦時下、終戦後までのお話になる。洋酒に厳しい目が向けられるなか、ウイスキーを愛する日本海軍の便宜によって原料の大麦が山崎に運び入れられる。そして海軍から特製「イカリ印サントリーウイスキー」が発注されている。終戦後はいち早く「トリスウイスキー」を発売し、そして1950年に自由競争の時代を迎え、トリスバーの出現、「サントリーオールド」の発売と新時代を迎えることになる。
山崎蒸溜所100周年9/1929―1937までのサントリーウイスキー
創業101年を迎えたサントリー山崎蒸溜所であるが、100周年記事としてこのまますすめていく。前回で文豪・谷崎潤一郎の山崎散策から、戦後の吉田茂首相の山崎訪問までの25年間でサントリーウイスキーの世の中への貢献度が大きく変わったことを述べた。今回はその歩みを述べてみたい。
リージェント味わい評価/ビーム家伝統のバーボンとサントリー・ブレンディングの融合
新たなアメリカンウイスキーの世界へと導く「LEGENT」(リージェント)が限定発売された。ビーム家7代目フレッド・ノウがつくり上げた伝統のバーボンウイスキーに、サントリーチーフブレンダー福與伸二が卓越したブレンド技術で新たな香味の息吹を注入、創造したものだ。その構成原酒は長期熟成バーボンウイスキー、赤ワイン樽後熟バーボン、シェリー樽後熟バーボンの3種である。
ローヤル<辰歳>ボトル/2024ウイスキー陶製干支ボトル発売
毎年人気の高いウイスキー陶製干支ボトル「サントリーローヤル<辰歳>ボトル」が11月7日に発売された。2024年(令和6)の干支は辰(竜・龍)。竜神は雨を降らせ、水を守る。水の守り神である竜神に、生命の水であるウイスキーも守られているのである。もしかして、「ローヤル<辰年>ボトル」には竜神が宿っているかもしれない。
ザ・マッカランダブルカスクが誘うシェリー樽熟成モルトの魅力
シェリー樽熟成モルトといえば「ザ・マッカラン」である。材質の異なるヨーロピアンオークとアメリカンオーク、それぞれのシェリー樽熟成モルトをブレンドした「ザ・マッカラン ダブルカスク12年」の味わいを評価してみた。またアメリカンオークがシェリー樽に使われはじめた歴史的背景についても語る。
ザ・マッカラン レアカスク味わい評価・数量限定発売
9月26日、「ザ・マッカラン レアカスク」が今年も数量限定で発売された。シェリー樽熟成30年以上を経た古酒といえる希少価値のモルトウイスキー、レアカスクの古酒がブレンドされている。深い熟成感、複雑な重層感のある味わいのなかに、いい意味での枯れたニュアンスが感じとれ、高く評価したい。
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