なかじま やすのり
慶応大学医学部卒業後、カリフォルニア大学バークレー校などに留学。留学先でのカルチャーショックから、自身も精神的な辛さを感じたことを機に、現代人のメンタルヘルスの重要性を悟りました。精神病院の現場から、みなさまの毎日の心の健康管理にお役に立てるよう、メンタルヘルスに関する情報発信を行っていきます。
抗うつ薬の服用で自殺? うつ病治療の注意
うつ病は未治療の状態が一番よくありませんが、治療中でも自殺の危険は伴います。米国の当局から抗うつ薬で治療中の若年層の自殺のリスクが警告されているように、治療中も自殺への注意は常に必要です。
強迫観念がエスカレートしてしまう時
何か不快な観念が生じたとしても、通常、私たちの心はその観念が強迫化しないように守られていますが、時には、うまく防衛できず、強迫観念となってしまう事があります。
まばたきでバレる?! あなたのウソ
まばたきの本来の仕事は目を涙でうるおし、傷つかないように目を守る事ですが、その回数には意外な事に、脳内神経伝達物質の一つであるドーパミンの活動が反映されています。
出産後の緊急事態……産褥精神病
出産後は心の病気にとって危険な時期です。軽い症状のマタニティー・ブルーから、より症状の重い、産後うつ病、そして、稀ではありますが、緊急事態と言える、産褥精神病が発生する事があります。
ススト(中米):トラウマで魂が抜ける病気
心の病気の中には、その人の属する社会や文化の影響を強く受けるものがありますが、メキシコやグアテマラでは、怖い目にあった後、病気になるスストと呼ばれる心の病気があります。
メンタルバランスを取り戻す本 BEST5
気持ちが塞いでしまい、何となくメンタルバランスが悪いときのオススメ本。読書は気分のリフレッシュにも有効ですが、ここではメンタルバランスの鍵を理解する本、心の護身術を身につけるための実用書をご紹介します。
コロ(中国・東南アジア):男性器に関する不安感
心の病気の中には、その人の属する社会や文化の影響を強く受けるものがあり、文化依存症候群と呼ばれていますが、その代表的な一つであるコロは男性特有の不安や恐怖に根ざしたものです。
病院にも不信感…絶対病気と思いこむ心気症
もしも、悪い病気にかかってしまったと思い込んでしまい、その病気への不安、恐怖感から日常生活に支障が生じている時は、心の病気の「心気症」の可能性があります。
シャイな日本人に多い? 社会不安障害とは
人前で何かパフォーマンスをしなくてはならない時は、誰でも多少、不安を覚えると思いますが、不安が自分でコントロールできない程、強くなってしまう場合は、心の病気の可能性があります。
「平気でうそをつく人」を理解するために
うそをつく事はいけないことではありますが、日常的にはありふれたことです。しかし、時には、うそをつく頻度やうその内容が常識のレベルを超えてしまう場合があります。
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