なかじま やすのり
慶応大学医学部卒業後、カリフォルニア大学バークレー校などに留学。留学先でのカルチャーショックから、自身も精神的な辛さを感じたことを機に、現代人のメンタルヘルスの重要性を悟りました。精神病院の現場から、みなさまの毎日の心の健康管理にお役に立てるよう、メンタルヘルスに関する情報発信を行っていきます。
病識の欠如…自分が病気だと思えないのも心の病気?
心の病気を発症しても、「自分は病気ではない!」と思い込んでしまい、適切な治療が受けられないことは少なくありません。自分が病気であることが認識できない「病識の欠如」は、実は心の病気においてはかなり一般的に起きる状態です。今回は心の病気の基礎知識として、治療にも大切な「病識」について詳しく解説します。
家族・友達はどうすべき? 統合失調症の方への接し方
統合失調症は代表的な心の病気のひとつで、100人に1人が発症する珍しくない病気です。しかし多くの人にとってはあまりなじみがなく、家族や友達が診断された場合もどう接していいか対応法が分からないということも多いようです。統合失調症を持つ方に接する際、どういったことを頭においておくべきか、詳しく解説したいと思います。
精神疾患患者は「危ない人」?症状を悪化させる大誤解
医療現場の実情が描かれた人気の漫画『ブラックジャックによろしく』。心の病気に関する基本的な内容を取り出し、詳しく解説してみたいと思います。今回は、「心の病気」に対する誤った認識が、患者さんやご家族に及ぼす深刻な悩みや問題について考えてみましょう。精神疾患=犯罪者予備軍と捉えるような誤解と偏見から生まれる問題について、ぜひ知っておいてください。
GW必見!物足りない休日を脱する精神医学的な考え方
休日の過ごし方は生活のクオリティに関わる大きな要素です。でもせっかくの休日を過ごしていても、なぜか物足りなさを感じている人は意外に少なくないようです。より充実した楽しい休日を過ごすために役立つ、心理社会療法的な考え方をご紹介します。
被災地外でなぜ急増?急性ストレス障害・うつの対策法
大きな震災が起きたあと、関心が払われる被災者の方々の心のケア。しかし、被災地から遠く離れた地域でも、心の不調が起きてしまうことは珍しくありません。日常にはない緊張が心にかかることで起こる「急性ストレス障害(ASD)」の症状と、うつ病に進行させないための対策法をご紹介します。
ペットをなくしたことをトラウマにしないために
大切なペットを失うことは、とても辛い体験です。今回は、その辛さを乗り越えるために役立つ、精神医学的な基礎知識を詳しく解説します。
気分と感情の違いが分かれば、メンタルが強くなる!?
気分と感情は似たような言葉ですが、精神医学的には、はっきり異なる言葉です。この2つの違いをはっきり認識できれば、心の病気の症状だけでなく、日常の精神状態もよりシャープに認識できると思います。今回は、この2つの言葉の違いをテーマに、関連する精神症状や心の病気を詳しく解説します。
心の病気にかかったら、誰かに打ち明けておきたい理由
心の病気は一般の身体疾患と比べて、まわりに病気になったことを言いにくい傾向があります。それには個人のいろいろな要因が関与しますが、もしそれを誰にも分からないようにしている……といったような場合、それが原因で事態が悪化してしまう可能性もあります。
「憑依」は超常現象?それとも心の病気?
狐や森の精にとりつかれるといった憑依現象は一種の超常現象ですが、精神医学では心の病気「憑依症候群」と考えます。不可解な現象といえる面もありますが、心の病気の複雑性を理解するうえで重要な要素もあります。今回はこの憑依症候群を詳しく解説します。
落ち込んだ時に試したい「認知行動療法」の考え方
認知行動療法はうつ病や対人恐怖症なども含め、さまざまな心の病気に対する効果的な精神療法です。この治療法を日常の不調に対しても応用できるよう、今回は認知行動療法の基本的な考え方や精神症状に対するアプローチを詳しく解説します。
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