のだ たかし
名古屋市生まれ。生家の近くを走っていた中央西線のSL・D51を見て育ったことから、鉄道ファン歴が始まる。早稲田大学大学院修了後、高校で語学を教える傍ら、ヨーロッパの鉄道旅行を楽しみ、「ヨーロッパ鉄道と音楽の旅」を出版。その後、守備範囲を国内にも広げ、2010年3月で教員を退職。旅行作家として活躍中。
わたらせ渓谷鐵道で、トロッコ列車に乗ろう
渡良瀬川に沿って走るわたらせ渓谷鐵道には、観光用のトロッコわたらせ渓谷号が週末を中心に走っている。そのレトロな汽車旅とともに、ユニークな施設のある駅、昭和の面影を残すレトロな木造駅舎の駅など途中下車の楽しみもおおい路線である。
ウィークエンドパスで回り道をしながら会津へ行こう
ウィークエンドパスで会津へ。ただ、まっすぐ東北本線で北上しても平凡なので、水戸経由、水郡線でのんびり北上。郡山からは磐越西線に乗って、磐梯山を眺めながら会津若松へ。ここからはパスの特権を生かして会津鉄道に乗る。宿泊地である湯野上温泉でゆったり過ごした次の日は、塔のへつりの奇景を堪能。イベント列車お座トロ展望列車で会津若松へ戻った後は、ご当地のランチを味わい帰路につく
長野電鉄ロマンスカー「ゆけむり」で行く温泉旅行
元小田急ロマンスカーが走る長野電鉄の特急「ゆけむり」。ロマンスカーのウリである前面展望でりんご畑や信州の山並の景観を楽しみながら、終点・湯田中までの短い旅を楽しもう。湯田中周辺は有名な温泉地であるし、沿線の小布施は古い街並みや栗で人気の観光地だ。休日の旅行でぜひ訪れたい。
最後のボンネット型特急電車・能登
1958年、東海道本線・東京~神戸間に登場した特急「こだま」は日本初の電車による特急列車として颯爽とデビューした。先頭車はボンネット型のスマートな車体で特急らしい風格を備えていた。その後は、北海道・四国を除く全国各地でボンネット型の特急電車が活躍したが、新しい車両の登場に伴い、引退が加速、最後の定期列車だった上野~金沢の夜行急行「能登」の廃止に伴い、半世紀に亘った活躍に終止符を打つ
SL人吉の古風で優雅な旅
再度の復活を遂げた大正生まれの古豪SLハチロク。3両の客車はレトロ感覚たっぷりの上、くつろぎの空間に満ちて、優雅で楽しいひとときを過ごせる。極上の車窓、展望席、ビュッフェ、ショーケースもあり、飽きることのない人吉までの懐かしくも心温まる旅が楽しめる。
関東甲信越の鉄道旅行
首都圏を中心とした関東の鉄道は、人口密集地帯を走るだけあって我が国有数の混雑鉄道だ。そのため通勤対策もあってロングシートの車両が圧倒的に多い。そんな中で、ゆったりした鉄道旅行はできないものだろうか?
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