能登が引退。ありがとう、旧国鉄のボンネット型特急電車!

富山を出発、上野目指して闇の中へ消えていく急行「能登」

富山を出発、上野目指して闇の中へ消えていく急行「能登」

1958年、東海道本線・東京~神戸間に登場した特急「こだま」は日本初の電車による特急列車として颯爽とデビュー。先頭車はボンネット型のスマートな車体で特急らしい風格を備えていた。東海道新幹線開業後は、幹線の電化進展にともない、北海道・四国を除く全国各地でボンネット型の特急電車が活躍。JR化後は、新しい車両の登場に伴い、引退が加速。2010年3月12日(金)、最後の定期列車となる上野~金沢の夜行急行「能登」の廃止に伴い、半世紀に亘った活躍に終止符を打つ。ここに、その活躍を偲んでみたい。

※「ボンネット型」というが、正確には元祖となる151系(東海道本線「こだま」などで活躍。当初は20系と言った)、161系(上越線「とき」の初代)、 181系(151系と161系をパワーアップした改良型)、481系、483系、485系(交流直流両用で東北、九州、北陸など全国で活躍した)、489 系(碓氷峠通過専用車両)と何種類かある。

上野発、最後のボンネット型特急電車

ボンネット型特急電車の最後となった489系は、JR西日本金沢総合車両所を根城に、金沢と上野を結ぶ夜行急行「能登」として毎日往復している。上野に早朝到着後は尾久の車両基地で休んでいるが、深夜に上野を出発する前にラクラク通勤の味方となる「ホームライナー」として平日のみ2往復(帰りは回送)する働き者である。「能登」は早朝深夜にしか姿を拝めないので、ボンネット型を一目みたいという人は、「ホームライナー」を狙うとよい。
上野駅で出発を待つ「ホームライナー古河3号」

上野駅で出発を待つ「ホームライナー古河3号」

ボンネット型は実に風格のある車両だ

ボンネット型は実に風格のある車両だ

運転台付近を真横から見る。個性的なスタイルがよくわかる

運転台付近を真横から見る。個性的なスタイルがよくわかる